『暗がりで本を読む』(本の雑誌社)

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徳永圭子
『暗がりで本を読む』(本の雑誌社)


暗がりで本を読む [ 徳永圭子 ]

一冊分の隙間、棚の匂い、読み返す本。

日々書店の店頭に立つ著者が綴る心持ちと、厳選された書評。

「恐れているのは、誰もが長い文章を読まなくなること。書かなくなること。それが気づかないうちに進むことだ。」

「役に立とうが立つまいが、おそらく編まれた書を読む姿は尊い。」

「誰かの体験や物語があるというだけで、安らぎや慰めになるだろう。」

営業時代、徳永さんに一度だけお目にかかったのはいつ頃の事だったでしょうか。

あれからも彼女はずっと、変わらずに本を売っている。

静謐な文章と本への真っ直ぐな眼差しに、背筋が伸びるような気がします。

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『白野真澄はしょうがない』(東京創元社)

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奥田亜希子
『白野真澄はしょうがない』(東京創元社)


白野真澄はしょうがない [ 奥田 亜希子 ]

助産師、女子大生、イラストレーター、主婦、小学生。
5人の「白野真澄」の、五者五様のわだかまりと秘密。

名前が同じでも、こんなにも違う人生。生きていくには不器用で、辛いことも苦しいこともあるけれど、毎日は不思議で、愛おしい。どんな人生も悪くない。

魅力的な装画は、唯一無二のイラストが人気の三好愛。
「しょうがなさ」を見守る、優しい眼差し。

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『世界で読み継がれる子どもの本100』(原書房)

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コリン・ソルター 著/ 金原瑞人、安納令奈 訳
『世界で読み継がれる子どもの本100』(原書房)


世界で読み継がれる子どもの本100 [ コリン・ソルター ]

グリム童話、若草物語、クマのプーさん、ホビットの冒険、床下の小人たち、ハリー・ポッター……。

19世紀に刊行された古典的作品から、長く読み継がれてきた童話、映画化されたヤングアダルト小説まで、将来に残したい本100点を紹介する。

絵本や児童書のガイドブックは数多あるが、これは珍しい。
何しろ著者が児童書の研究者でも愛好家でもなく、ヒストリー・ライター/歴史作家なのだから。

客観的、科学的な部分を押さえた上で、読み物として面白く書くのはお手の物。

本書も一般的な内容紹介ではなく、児童書としての価値、時代背景や作者自身のエピソード、後の児童書への影響などが書かれており、ひとつひとつがエッセイのようだ。

初版本の書影も嬉しく、たまらない。

好きな作品の魅力を更に深く知り、未知の作品とは内容を読む以前に変わったプローチで出会わせてくれる。

いつでも手元に置いておきたい。稀有な本。

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『虹いろ図書館のひなとゆん』(河出書房新社)

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櫻井とりお
『虹いろ図書館のひなとゆん』(河出書房新社)


虹いろ図書館のひなとゆん (5分シリーズ+) [ 櫻井 とりお ]

小学4年生のひなは、病気のせいでなかなか学校に馴染めません。
しばらく休んでいたので友だちもできず、体を疲れさせてはいけないので、体育や水泳は見学です。

午前中の授業だけで早引けするので、帰る時はいつも一人。
校庭を横断していると、砂漠の真ん中を横断している気持ちになります。

そんな彼女のオアシスは、つぶれかけの会社みたいな古い図書館。
下校途中で図書館に寄り、本を読んだり司書のイヌガミさんと話すと、
ぽかんとした風船みたいな気持ちが消えていくようです。

ある日、不思議な少女ゆんと出会いました。
世界中を巡ってきたゆんは、ひなに色々な話をしてくれます。

ずっと友だちでいたい。そう思っていたのに……。


当店でも大人気だった「虹いろ図書館」シリーズ第2弾。
図書館では今日も、奇跡が起きるでしょうか。

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【イベント】Kissan Päiväunet

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無店舗で本のイベントを行なっている書肆パラフィンさんとコラボして、11/22~11/23にフィンランドイベントを開催します。

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店の外スペースで、日本未輸入のクラフトビール、フィンランド関連の古本や雑貨を販売予定です(荒天中止)🇫🇮

ちょうどこの2日間は、店内でkukkameri展 「フィンランドに行きたい気持ちを満たそう」を開催中。
http://hirunekodou.seesaa.net/article/478006287.html

店の中と外で、フィンランドにたっぷり浸ってください。
どうぞお楽しみに。

ちなみに「Kissan Päiväunet」は、
フィンランド語で「ねこ+ひるね」です〓〓

『病と障害と、傍らにあった本。』(里山社)

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『病と障害と、傍らにあった本。』(里山社)


病と障害と、傍らにあった本。 [ 齋藤 陽道 ]

体が痛い時、心が苦しい時、孤独が辛い時。
私たちは本の一節や一文、たった一つの言葉に救われる事がある。

もしも今、当事者あるいは介護者になったら、どんな本に寄り添っていてほしいだろうか。

誰とも分かち合えない時間、本は外の世界と自分を繋ぐ「窓」となる。

12人それぞれの病と障害。本と生きることにまつわるエッセイ集。
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目次

【本を知る】
齋藤陽道  母の絵日記 
頭木弘樹  本嫌いが病気をして本好きになるまで 
岩崎航   病をふくめた姿で 

【本が導く】
三角みづ紀 物語に導かれて 
田代一倫  写真と生活 
和島香太郎 てんかんと、ありきたりな日常 

【本が読めない】
坂口恭平  ごめん、ベケット 
鈴木大介  本が読めない。 

【本と病と暮らしと】
與那覇潤  リワークと私―ブックトークがあった日々 
森まゆみ  体の中で内戦が起こった。―原田病と足るを知る暮らし― 

【本と、傍らに】
丸山正樹  常にそこにあるもの 
川口有美子 それは、ただ生きて在ること
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タナカホンヤオリジナル刺繍入りエコバッグ「タナカキネマ」の販売

こんにちは、タナカです。
先日、映画「太陽の塔」を観ました。
関根光才監督のドキュメンタリー映画で、岡本太郎について様々なひとのインタビューで構成されているのですが、この映画が今の時代に作られた意味がよくわかる内容でした。
映像も音も素晴らしい編集でとても面白かったです。
太陽の塔は日本の誇りであり、これから何万年後も地球の人類のシンボルになるのかもしれないと思いました。太陽の塔に会いに行かなくては、と強く思います。
そして、赤坂憲雄著「岡本太郎の見た日本」(岩波現代文庫)が発売されたので読みます。
とにかく映画さえ観てれば、ぼくはわりと幸せです。
そんな映画好きの話をアスカ・Oさんとしていてグッズが生まれました。

タナカホンヤオリジナル刺繍エコバッグ「タナカキネマ」を販売します。
ぼくの好きな映画を刺繍作家mioiさんがエコバッグに刺繍しています。
これは、アスカ・Oさんがエコバッグを大切に使い続けられるように友人のmioiさんに刺繍をお願いして
エコバッグをオンリーワンに仕立てた一点ものです。
アスカ・Oさんも刺繍に合わせて絵を描いていますが、
販売はエコバッグのみです。
今後も毎月ひとつだけ販売していく予定です。 
刺繍入りタナカホンヤエコバッグ(ポケット付き)ぜひ店頭で手にとってみてください。
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記念すべき第一弾「The Fall / 落下する王国」ターセム監督映画。
映画のなかで、男が少女にきかせてあげる〈ものがたり〉の世界が圧倒的な映像美で大好きです。
世界遺産のロケーションに石岡瑛子さんがデザインした衣装が美しくて鳥肌ものです。
この映画をみるたびに〈ものがたり〉の世界が良すぎて、映画としては印象に残らないのが不思議でぼくは残念な気持ちになります。でもその最高な映像美をみるだけで満足できる作品でもあります。
今回そのひとつをmioiさんが刺繍してくれて、これがめちゃかわいいです。
ちょうど来月石岡瑛子さんの回顧展が東京都現代美術館で始まります。
ターセム映画の世界観と石岡瑛子さんの衣装デザインは最高のコラボなのでまずは映画をみてほしいです。


明日から始まる
とも吉写真展「それでも、てくてく」  10月22日〜31日まで。
1日1枚写真を撮り続けているとも吉さんの写真展。
ポストカードを販売しています。
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今年は、経験したことのないロックダウンという生活になりました。 
いままでの自分の世界が一変して、精神を正常に保つために何かを始めたひとも多いかもしれません。
とも吉さんが今年も写真展をできればと考えていたけど、いま展示イベントをすることについて相談をしてくれました。ぼくはすぐにとも吉さんのこの1年の写真がみたいですと伝えました。
 そして、とも吉さんはすぐに展示をしますとお返事してくれました。
今年も素敵な不思議な写真をお楽しみください。 

次回11月の展示は、
TOSHIFUMI WATANABE / わたなべとしふみ「UBIQUITOUS / 偏在」
こちらも去年の夏の展示に続き、今年も写真展をやってくれます。
ぼく個人的に、わたなべとしふみさんととも吉さんの視点は通ずるものを感じていて、このふたりの展示が続くことが偶然とはいえとても嬉しいです。
ポスターサイズの素敵なDMを配布してますのでよろしくお願いします。
11月3日(火・祝) 〜 11月29日(日)
12:00〜20:00
定休日 9日(月) 16日(月) 24日(火)
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『アネモネ戦争』(BL出版)

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上村亮太
『アネモネ戦争』(BL出版)


アネモネ戦争 [ 上村亮太 ]

遠いむかしのこと。
人々は野に咲く小さな花に「アネモネ」という名をつけました。

アネモネの種は風にのって旅だち、あちこちで花を咲かせます。そうやってその種類を、少しずつ少しずつ、増やしていきました。

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人々は、アネモネの花をだんだん好きになり、やがて自分の手もとにおいておきたい、と思うようになったのです。

ついには街中に、新しい種類の、様々な花が咲くようになりました。

そんな中、ある国の欲ばりな王様が、学者を呼んで命じました。

「わが国だけに咲くアネモネを作れ。それだけではない。それは世界でいちばんきれいなアネモネでなくてはいかん。

その花も種も球根も、私だけのもの、わが国だけのものだ。作りかたの秘密は、決して、だれにももらしてはならん」

こうして生まれたアネモネを、王様は誰にも見せず、ひとりだけで楽しんでいました。

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ところがある日、強い風が吹き、その種が国境を越えて隣の国まで飛んで行ってしまいます。

「アネモネの秘密を守るための戦争だ!」

人々がよく知らないうちに、突然戦争が始まりました。
でも、誰もどこで何が起こっているかわかりませんでした。
それはすぐには目に見えなかったからです。

そのうち、街のなかからは、少しずつ人がいなくなり、笑い声も少なくなっていきました。

人々は、いつしか、もっと黙るようになっていきました。
そして自分の目で見ようとすることも、戦争について考えることも、やめました。

自分だけが安全だったらいい、と思うようになりました。

……でも、それこそが、「戦争」だったのです。


そんな日々が続いた、ある晴れた日のこと。
どこからか声が聞こえてきました。

誰に、何を呼びかけているのでしょう。

その声は風にのって、遠くへ遠くへと、はこばれていきました……。

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アネモネには「風の娘」という意味があります。

私たちも一輪のアネモネのように、この世界に、風にのせて届けられる言葉がある。
かかげるべき「のろし」がある。

そんな願いと想いを込めて作られた、一冊の絵本。

限定500部だった絵本が、普及版として刊行。
今だからこそ、胸に響くものがある。

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『デザイン偉人伝』(左右社)

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松田行正
『デザイン偉人伝』(左右社)


デザイン偉人伝 [ 松田行正 ]

携帯できる本をつくったマヌーツィオ、文字を絵として扱ったシェレ、レイアウトに機能美を求めたマラルメ。
デザインという言葉が生まれるずっと前から、世界のあちらこちらで偉業は成されていた。

「本のデザインに関する」偉人たちの、手法や着想のヒント。
これはすごい。

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kukkameri展 「フィンランドに行きたい気持ちを満たそう」

フィンランドを愛する2人の著者が綴る、新刊『フィンランドでかなえる100の夢』(kukkameri/著 ダイヤモンド社)の発売を記念して、フィンランドを旅した気分になれる写真とイラストを展示します。

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ユニットkukkameriの2冊目の本、『フィンランドでかなえる100の夢』が、この11月に発売になります。
前作『とっておきのフィンランド』から2年、今作では、フィンランドでやってみたいこと、かなえてみたい夢、お気に入りの場所や大好きなスポットなどを100の体験として紹介します。

新刊の中からとっておきの絶景や体験を、イラストと写真で展示します。

自由に旅ができない今だからこそ、美しいフィンランドの空気を少しでも感じて心を解きほぐし、楽しんでいただけましたら嬉しいです。
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kukkameriのお二人の展示は、前作『とっておきのフィンランド』以来、2度目。
ますます魅力的なフィンランドを紹介していただけそうです。

どうぞお楽しみに!

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『フィンランドでかなえる100の夢 』
kukkameri 内山さつき 新谷麻佐子/著 ダイヤモンド社 本体1600円+税

☆WEBSHOPでのご予約は〓️
https://hiruneko.thebase.in/items/35040376


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●会期:11/14(土)〜11/30(月)12時~20時(休日は18時半ごろまで)

(店舗営業時間に準じます) 
火曜定休の他、休業や営業時間変更の場合がありますので、必ずSNSをご確認ください。

・11/15(日)は18時まで
・11/18(水)は休業予定
・11/21(土)は17時半まで
・最終日11/30(月)は18時まで


●場所:ひるねこBOOKS 〈台東区谷中2-1-14-101〉根津駅より徒歩約6分

●入場無料



*11/22(日)〜23(月祝)は、フィンランドのクラフトビール&雑貨の販売イベントも開催します(荒天中止)。
詳細は別途お知らせいたします。



☆プロフィール
内山さつきと新谷麻佐子のユニット。2014年よりユニット活動を開始。主にフィンランドや旅をテーマに取材を重ね、雑誌や書籍で発表している。ルート・ブリュック展の図録や作品集『はじめまして、ルート・ブリュック』(BlueSheep)の編集を担当。著書に『とっておきのフィンランド』(ダイヤモンド社)がある。
https://kukkameri.com/

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今年の「不忍ブックストリートの一箱古本市」開催について

 東京の谷中・根津・千駄木界隈で本についての活動を行う「不忍ブックストリート」は、2005年の結成から今年、15周年を迎えました。

 今年のゴールデンウィークに開催予定だった「不忍ブックストリート一箱古本市」は、その節目を祝うものになるはずでした。しかし、新型コロナウイルスの拡大によって、残念ながら中止せざるを得ませんでした。

 一箱古本市と同時に配布する「不忍ブックストリートMAP」は今年も制作しましたが、例年のように広い範囲に配布できておりません。

 あれから半年が経ちました。いまだに私たちはコロナの存在を意識しながら生活しています。この間、各地で予定されていた一箱古本市などのブックイベントは、ほとんどすべてが延期あるいは中止になっています。

 9月頃からは、小さい規模ながらいくつかの場所で一箱古本市が開催されています。それぞれ感染対策に留意し行われています。

 私たちとしても、春にできなかった一箱古本市を開催したいという気持ちは強くあり、その可能性やタイミングを話し合ってきました。

 しかし、ご存知のようにもともと谷根千は人出の多いエリアであり、不忍ブックストリート一箱古本市には毎年1000人以上の方が訪れます。参加する「店主さん」も最低でも50人はいらっしゃいます。また、「街を歩いて本と出会う」という目的のために、エリア内の十数カ所を「大家さん」としてお借りするとともに、運営の手助けをしていただく「助っ人さん」にも多く参加してもらっています。

 つまり、関わる人数が他の一箱古本市に比べて多いため、感染のリスクも高くなってしまうのです。

 そのため、年内については一箱古本市を開催できないと判断せざるを得ませんでした。

 今後、コロナの状況をにらみつつ、開催の可能性を探っていきたいと思います。決まりましたら、公式サイトやSNSを通じて発表します。

 またお会いできる日まで、みなさんが健やかにお過ごしになることをお祈りします。

 

2020年10月18日        不忍ブックストリート代表 南陀楼綾繁