震災日録 1月4日 NHKに出たい町づくり?

とつぜん憶い出したこと。
地方の人たちはどうして赴任して来た中央のメディアの記者をあんなにチヤホヤするのだろう、と思うことが多い。会合にも参加費無料だったり。特に若い女性記者はおじさんがたにモテモテ(多少ひがみ入)。「記事に書いてほしいから」もあるらしい。「NHKの全国放送に出るのが夢」といった町づくり人がいる。うーん、さみしいナ。そして記者を甘やかしてだめにする。去年4月に、避難所になっている温泉旅館で4人の大新聞記者にあったが、ぼくたち支援部隊ですからと、さっさと部屋に引き取って寝てしまった。周りにごろごろ取材対象いるのになあ、もったいないことだ。
夜はH大のO先生が羽田から電話を下さって新橋で新年会。セシウムを土壌から除染するプロだというのに「被災地は補正予算がつくたびに我先にという研究者でいっぱい。僕は東南アジアの里山保全で大忙し」だという。これももったいないなあ。

震災日録 1月2日 人里離れた暮らし

帰って来た大工の息子は人里離れた多宝塔修理現場で、テレビもラジオもなく新聞もとっていないので、3日くらいは震災を知らなかったって。大工仲間でだれか、冗談で日本の首相が変わったよ、と言ったらみんなでウッソーといってふざけてたら、新聞見たら本当に変わっていたって。extremly local なのです。それもいいかも。消防士の友人がいて年末にあった。被災地に応援で行ったら火がボンボン燃えていて、おばあさんがでてきてあっちの方に30人以上まだいると指さすので、うそだろ、ちょっとおかしいのかな、と思ったが瓦礫を乗り越えて行ってみたら本当にいて、1人ずつ背負って救出したとか。2年ぶりに会ったのに、またさっさと現場に帰っていく。

震災日録 1月3日 年賀状をもらうのは楽しく、返事するのはたいへん

1日の朝はわくわくする。でも3日返事を書いていると、「365日のうちの3日をこんなことに使うなんてなー」とおもう。まだまだ続きそう。
年賀状でおもしろかった表現。” if winter comes ,can spring be far bihind?” 冬来たりなば、春とおからじ。そうかなあ、そうでもないような気がするが。
Adieu Nukes! GAIAは伊勢原に農場をもち、卸売り業もはじめるとか。がんばって。
初恋の人とクラス会であった友人「枯れ木にぱっと花が咲いたみたいでーー」わかるなあ。歳の倍の男に惚れて土佐の山奥で養鶏所と温泉旅館のおかみになってしまった圭子ちゃんに長男尚太郎君誕生。「畑山にとっては約30年ぶりの元気な産声にシカやサルも驚いたことと思います」お近くへ行ったらぜひどうぞ。安芸市の畑山温泉です。
おいしい土佐ジローのフルコース、1泊2食付き10000円しません。
「本当に大切なものは何かを考え、遠くにいる誰かを思う一年だったように思います」
そうでした。「歴史の転換を見ていきます」ほんと、見るまで死ねません。「あんなジジイにはなりたくない、と思いましたが、実際なるものですね」あたしもババアが近いです。きょうの東京新聞によると班目(でたらめ)委員長や代谷委員は就任前に東電から賄賂をもらっていたらしい。じゃなかった、研究費だ。研究と海外旅費に使ったというがファーストとか乗っていいホテルに泊まったりしたんだろうな。

震災日録 1月1日 迷い立ち止まる

いる場所によって見える景色が違う。
じぶんでは正しいと思う意見でも、なかなか言いにくい場もある。
3年前に死んだ父は『何が真実かを自分でよく考えろ』というのが口癖でした。
3・11以降、いろんなことが気になり、考え、友人との考えの齟齬が目立ち、自分の中でも揺れました。東北の漁業、農業を応援したいと思う半面、息子や娘には安全な物を食べさせたいと思う自分。孫がいたらなあと思う半面、いま孫がいなくてよかったと思う自分。東京にいるときと東北にいる時とは違うことを考える自分。志賀原発に行けば原発を受け入れた自治体や賛成した住民の責任は重大だと思う半面、いま避難している大熊町や双葉町の住民にはそれはいえない、と思う自分。東北の農産物は全て産業廃棄物として東電に補償してもらえばいい、と東京の人がいうときにカッと来る自分。しかし「福一の電気は東京の人のための電気だ」といわれれば「福島の人は電気を使ってないの?」と反論したくなる自分。ほんとうに『迷い立ち止まる』ことの多い毎日です。
なにもいわない、のが賢いかもしれない。でもそれならこの渡世を選んだ意味がない。

震災日録 12月31日 働く意欲は環境でつくられる

地物のホウボウの刺身、茹でたてのタコ、うまし。しかし海の汚染にはわからないこと多く、千葉御宿辺りの地魚が大丈夫とは言いきれない。まあ50代の3人はぱくぱく食べる。帰りは大多喜をとおって帰る。谷中清水町に屋敷を持っていた知恵伊豆こと松平信綱の子孫大河内家の城下町、昔ここの大屋旅館というのに泊まって感激した。洋室が風呂になっていたし。こういう古い町の古い宿にはまだまだ知られざる名旅館、権高でもなく親切な、そしてリーズナブルな宿が多い。そこは国の登録文化財になっていた。海ほたるの上でちょうど大晦日の落日。
金曜日ダイエット?続行中。やる気のある失業者だけにお寺を開放するということに雨宮処凛が異議を唱えている(2009・2・13)。この人はなんとなく苦手、だけどいてくれてありがとうと言いたくなるときもある。「これから私たちは意欲によって選別されるだろう」「これまでの劣悪な労働経験からすでに『働く意欲』そのものを失ってしまっていたら?」など疑問を投げかける。被災地でも同じことがいえる。たしかにせっかくはいった義捐金や一時金で酒飲んだり、パチンコ行ったり、もったいないなあ、と思う。でも「津波で家も仕事も、もしかすると家族までなくして『働く意欲』そのものを失ってしまっていたら?」という問いを、被災地にいない私たちは考えなくてはならないのだろう。福田文昭さんの『北を撮る』もよかったな(2009・2・13)。小島一郎の写真を『芸術新潮』で見てぜったいこの写真集を買おう、と思ったのにまだ手に入れていない。それを思い出した。同じ号の辺見庸さんのインタビューもすごい。病を得て、そぎ落とされ、深化している感が。人の家で紅白歌合戦を10年ぶりに見た。ながら視聴だけどユーミンの思い切り似合わない振り袖の『春よ来い』がよかったな。今年の3月4月、いつもこの歌を口ずさんでいたんだもん。東北はなかなか雪が消えなかった。そしてまた、寒い季節に突入。谷中鐘付きツアーに行く体力残っておらず。

震災日録 12月30日 風力発電、誰が建てるか?

「美しい伊豆に巨大風車はいらない」という記事(2008・11・21)もおもしろい。自然エネルギーとしての風力発電はいいが、低周波の問題、景観の問題、いろいろあり人家から離してつくりたい。そして誰が作るかが問題。みんなで納得してお金を出し合って自分たちの使う電気のために建てる市民風車ならいいが、伊豆では電源開発と豊田通商などのジョイントで100基以上建てるというのだ。これは金儲け目当ての巨大開発に過ぎない。『学問の権力――アイヌ墓地はなぜ暴かれたか』植木哲也著、春風社刊は書評を読んで読みたくなった。森鴎外の妹小金井喜美子は才女だが、どうも馴染めないひと。その夫小金井良精は星新一の伝記『祖父・小金井良精』ではじつに愛すべき鷹揚な人なのだが、東京帝国大学人類学教授としてアイヌの墓を発き、たくさんの人骨を研究材料に持ち帰ったとは。浪花の家を観に行く。ひろちゃんと浅田さんとサトコの四人で行ったら、森鴎外の日在の別荘を見つけることができた。それどころか今の持ち主である森鴎外のお孫さんとお話までしてしまった。夜は星がきれいでした。

震災日録 12月29日 週刊『金曜日』をお風呂で

郵便局と銀行へ行く。いろいろ支払い。年を越すにはお金がいるものだなあ。
冷え性を治すため、腰湯につかる。中で週刊『金曜日』のバックナンバーを1回3冊ずつ読むと額からぼたぼた汗が落ちる。いい記事は破る。永六輔さんの「無名人名語録」は相変らずおもしろい。「川辺川ダム。八ッ場ダム、徳山ダム。巨大な公共工事が『中止』『続行』『完成』と、それぞれ現状が違う点を問題にしないと」これは2008年11月21日号。八ッ場はいったん中止になったのに、つかの間の夢でまた『続行』になったのだからこの言の通り。「ダムのような公共工事の反対派の村や町を合併してしまうという手があったんですね」徳山ダムの場合、行政は市民に道をつけるなど公約をしたが、合併でその自治体がなくなり約束は反古にされた。志賀原発では猛烈に反対した富来町をはずして志賀町に原発はつくられたがその後、富来と志賀は合併、なんのことはない、反対派にとっては自分の自治体に原発はできてしまったことになる。

第2 回 関東ブロック会議 in 谷中

■■■全国町並み保存連盟
■■■第2 回 関東ブロック会議 in 谷中
■■■- 歴史が生きるまちの安心安全-

日時:2012 年2 月4 日(土)13:00-17:00 
会場:東京芸術大学 美術学部校舎 中央棟1F 第一講義室

主催:特定非営利活動法人 全国町並み保存連盟 関東ブロック
共催:特定非営利活動法人 たいとう歴史都市研究会

第2回関東ブロック会議チラシ

 

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プログラム《参加費1000 円/ 12:30 受付開始》

13:00-13:10  
■ 開会

13:10-13:30  
■ 基調報告:谷中の人とまち、歴史を活かす安心・安全まちづくり
谷中地区まちづくり協議会会長 野池幸三
/NPO 法人たいとう歴史都市研究会
/東京芸術大学文化財保存学保存修復建造物研究室

13:30-14:35  
■ 関東各地のまちづくり報告
真壁(茨城県桜川市)    【 桜川市役所担当者/住民(鈴木正徳:本会会員)】
桐生(群馬県桐生市) 【 桐生市伝建推進室担当者/NPO法人本一・本二まちづくりの会】
佐原(千葉県香取市) 【 NPO法人小野川と佐原の町並みを考える会(高橋賢一)】
小田原( 神奈川県小田原市)【小田原市都市計画課担当者/ NPO 法人小田原まちづくり応援団】
谷中(東京都台東区) 【 台東区都市づくり部地区整備課担当者/谷中地区まちづくり協議会(松田橿雄)】    
【当日発表順】

14:40-17:00  
■ パネルディスカッション 
コーディネーター:八甫谷 邦明(季刊『まちづくり』編集長)
パネリスト   :真壁・桐生・佐原・小田原・谷中の各報告者
■ 関東各地まちづくり団体発表/報告
 
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★同時開催★

●谷中のまちあるきツアー
10:30-11:30 (定員20 名)
集合場所:日暮里駅南口改札10:30
参加費:1000 円(飲物代込)

当日(10:30-12:30) は4棟の建物を紹介(公開)します。
建物に関してのお問い合わせ たいとう歴史都市研究会 info@taireki.com

●懇親会 
18:00-20:00
場所:  東京芸術大学大学会館内キャッスル食堂
参加費: 3000 円


★申込み方法:以下の項目を記載の上FAXもしくはE-mailにて
 下記全国町並み保存連盟事務局まで、お送りください。
 <申込締め切り日:1 月28 日>

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氏名
ご所属 会員 / 非会員
ご住所
TEL
e-mail

□関東ブロック会議(1000円)
□まちあるきツアー(1000円) □懇親会(3000円)
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お申し込み・お問い合わせ先
特定非営利活動法人 全国町並み保存連盟事務局
〒105-0003東京都港区西新橋2-8-14 宝栄西新橋ビル401号
TEL:03-3595-0731 FAX:03-3595-0741
e-mail:matinami@pop02.odn.ne.jp

「ロストノスタルジアー螢の残存」速度を持って寄せ場五箇所を踏破!

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とても言葉だけでは云い尽くせない困難な年を越えてこの冬も、さすらい姉妹は焚火燃えあがる山谷の路上で芝居の幕を截っておとしました。ロストノスタルジアー帰れない場所。言葉の意味が例年以上に切実にひとびとの身に迫ってくるなかで強度と速度をあわせもつ役者態で水族館は寄せ場のなかにまぼろしを観ようとしたのです。わたくしたちと一緒にその僥倖たるひとときを共有しようと凍える路傍に集ってくれたみなさまにこころより感謝いたします。猫も杓子もボランティア。馬鹿騒ぎの一年のしめくくりにわたくしたちの芝居営為はどのように位置づけられるのか。とんと関心もありませんが生来の天の邪鬼、裏道ばかりを往く旅の集団は忘れられたものに限りなく寄り添い、かそけき聲に耳をかたむけることを再開いたしました。それを螢の残存と名付けました。イメージは稀代の思考者、ユベルマンの言葉から。


    そもそも螢は本当に消滅したのだろうか。
    すべてが消滅してしまったのだろうか。
    その見事な明滅のシグナルを、まだ発信しているのではないか--------だとすればどこからか。
    まだどこかでお互いを探し合い、語り合い、それでもなお愛し合っているのではないか。
    機械のすべてに抗して、闇夜に抗して、獰猛な投光器に抗して。
                            ―――ジョルジュ・ディディ=ユベルマン

さて、昨年前半の沈黙を破ってからの水族館劇場は安息と無縁のごとくメッセージをおくり続けています。つぎは二月。遠く、博多の地に遠征します。タイトルは「機械仕掛けの糸姫」。九州大学博物館の片隅にねむる前近代の機械たちの記憶にしのびこんで物語を捏造する予定です。ご期待下さい!本年はなにも考えずに無謀博覧会への軌道を全力で走ります。

九州は暗黒の坑道が地底にはりめぐらされた迷宮の街区。星のかけらがさかしまに撒かれていま、ドグラマグラの夢がはじまる!

[養]シャルロット・ペリアンと日本

f:id:mampuku-tei:20120111065734j:image:w300

@神奈川県立美術館 鎌倉

http://www.moma.pref.kanagawa.jp/museum/exhibitions/2011/perriand/index.html#detail

シャルロット・ペリアン 1903-1999

柳宗悦 1889-1961

メモ 収納システム カンカイユリー

   パリ百貨店 ル・バザール・ド・ロテル・ドゥ・ヴィル(BHV) 地下の金物売り場

   Bazar de l'Hôtel de Ville 地図

   

文京区在住の方へ 「原発」国民投票実現にむけた署名のお願い

「原発」の将来を政府や議会でなく、国民が投票によって決定権を握ろうという呼びかけが行われています。すでに東京と大阪では国民投票を可能にするための条例制定を求める署名活動が実施されています。 詳しくはこちらをご覧ください。 … 続きを読む

【配信】光源寺隊の震災支援活動報告2011

小松崎栄一さんが、これまでの支援活動をまとめた動画を制作してくださいました。 3月~12月まで、それぞれの方の励ましによって、実にお多くのお手伝いができました。 模索しながら継続してゆく姿が感じられます。ぜひご覧ください … 続きを読む