さすらい姉妹、今年も発進!

sasurai_icon.jpg

路上生芝居、さすらい姉妹がお贈りします年末年始の寄せ場巡演の詳細が決まりました。


「NORTH Ⅷ 骨の散る海」

作・桃山邑  演出・梅山いつき 


千代次 風兄宇内 鏡野有栖 上山薫 藤島凾 麝香姫 臼井星絢 七ツ森左門 進麻菜美 増田千珠 チェン・スウリー 髙橋明歩 山谷玉三郎


音楽・マディ山﨑+田村優帆 宣伝美術・近藤ちはる 映像記録・宮村洋一 舞台監督・上山正太郎


12 / 31 / 1800......山谷センター前辻

1 / 1 / 1600.........横浜寿町生活館4

1 / 2 / 1500.........渋谷宮下公園

1 / 3 / 1400.........新宿中央公園ナイアガラの滝広場

1 / 4 / 1300.........上野公園科学博物館前


夏の全国ツアー「谷間の百合」につづいてお届けするのは、さすらい姉妹のもうひとつの看板作品「無知の涙」シリーズの最終章です。

あらたに発掘された故・永山則夫さんと精神鑑定医、石川義博さんの対話の彼方に浮かぶ、もうひとつの物語。ご期待ください。


詳しくは[こちら


谷間の百合ーNAKEDーラストナイト!!

tanima0808.jpgのサムネール画像
















2004年暮れの山谷初演より9年の歳月をかけて育ててきた稀代のストリッパーの物語もほんとうにこれで最後の夜。一条さゆりが生涯を閉じた終の棲み処がみえる、釜ヶ崎の路地の立ち呑み屋で超満員の2回連続公演。釜ヶ崎のセンター裏の空き地で踊ったときは、初々しかった有栖も悲しい女のこころの襞を伝えられるようになった。凄みを深化させてゆく千代次の人間存在の孤独への絶唱とあいまって、会場にはいつしか観客の嗚咽があちらこちらに聞こえてくる。初演と同じ釜ヶ崎でも、やはり路上とは微妙にことなり、最初から親和性に満ちたストリップファンがおおぜい詰めかけたのはありがたかったが、可能ならばいまいちど、冬の凍てつくコンクリートの上で、なにものをも持てない野宿者相手にふたりの女優を晒したかった。

今回はここまで。さすらい姉妹はまたあたらしい、別の扉に向かってゆく。

パンゲアの夜も濃密に

naked130803_2.jpg
naked130803_1.jpg

マイルスの歪んだファンクリズムが鳴りひびくなか、海辺のカフェでの作業が始まりました。浜風の吹き抜ける絶好の場所に刺激されたか、役者陣も絶好調!今公演唯一、入りを心配した観客席も結局は本番直前に増席するはめに。氷のようなせつなさがきらめく千代次の声に、さらに官能性を深める有栖の舞い。ふたりの女優の演技が観客の胸に突きささって、芝居は最高潮に達したまま一条さゆり終焉の地釜ヶ崎へ!

京都 鴨川に現代河原者あらわる!

tanima0802_2.jpg
tanima0802_1.jpg

八月に入った最初の日は高瀬川に沿った木屋町三条にあるアバンギルド。つい先日チャールズ・ヘイワードがソロライブを敢行した名店です。宇和島から合流しました巌基次郎がビルジャックのように三階より水族館劇場の大幟旗を垂らして道ゆくひとの注目をあつめるなか公演はスタートしました。この日も日替わりゲストとして羽鳥書店社長が東京から役者デヴューをはたしました。終演後は鴨川の河原まで観客ともども移動しての大宴会。中世藝文の闇を感じながらの一座建立をはたして、さすらい姉妹は海辺の街、堺 パンゲアへ向かいます。

津あけぼの座スクエアも超満員!!

tanima0801_1.jpg
tanima0801_2.jpg

ツアーも後半戦突入。博多より漂着したのは初めての地、三重県、津。

迎えいれてくれた地元のひとたちの熱い期待がうずまく中、またしても100名突破。さらに途中でつめかけるこれまでにない観客層をみて、仕掛人の伊藤裕作と山中秀一は安堵を超えて驚喜の握手。劇場もこれまで以上の客席部材と音響、照明機材を投入して奥行きと陰影のある舞台を実現。まさに勧進元と演者側が一体となった恊働作業に役者たちも期待にこたえて最高度の舞台達成をはたしました。さすらい姉妹を初めて観る観客たちも、満足そうな笑みと寂しさのいりまじった表情で、宴の果ての家路に着きました。

さあ、つぎの夜は京都アバンギルド

博多の夜、劣情騒然!!

tanima0730_3.jpgtanima0730_2.jpg昨日に引き続き、美容室グラムでの最終公演は観客120余名を集めて興奮の坩堝と化しました。第一部は東京から合流しました山本紗由の「赤い蝋燭と人魚」の静の世界。第二部「谷間の百合」は本日から、あたらしいシーンが付け加えられ、さすらい姉妹のディープな官能世界が展開されました。旅の一座は未踏の地、三重の津 あけぼの座スクエアへと向かいます。




[座席状況]

tanima0730_1.jpg

一年振りの博多公演も大盛況!

tanima0729_3.jpg
tanima0729_2.jpg

「谷間の百合」第四番は、今ツアー最初のヤマ場である博多グラムで、マチネ・ソワレ一日二公演。といっても、さすらい姉妹が同じものになるわけはありません。御当地役者も入れ替わり立ち替わり登場し、劇に彩りを添えてくれました。店の前にはあふれんばかりの百合の花。迎え入れてくれた博多のひとびとの想いを胸に、ふたりの女優は物語の深みに降りてゆきます。

第三番、静岡水曜文庫公演も大成功!

tanima0727_1.jpg

清水に引き続いて会場は超満員。立ち見客も出て古書の劇場は熱気で酸欠状態に。ヒグラシ文庫が早々とチケット完売になったため東京や横浜からの観客も詰めかけました。今回のツアー中、もっとも狭い場所で懸念された水曜文庫も店主、市原健太の大協力で見事に劇場に。仕掛人のひとりであり、日替わりご当地役者の近藤道彦、小二田誠二も大熱演。途中照明ブレーカーが落ちるハプニングにもめげず、役者はさらにヒートアップ。喝采のうちに幕を閉じました。さあ、つぎは博多グラムへ!水族館劇場第二の拠点で三回続けての公演です。

さすらい姉妹、清水の夜

tanima0726_1.jpg
tanima0726_2.jpg

火山列島南下興行、第二番は清水スノドカフェ。先月の静岡大学の授業の効果なのか、地元の人びとがたくさんつめかけてくれました。立ち見もでる満員札止め。芝居も絶好調。クライマックスでは会場全体がすすり泣き。共感の野次も飛んでまるで寄せ場にいるようでした。今日は静岡水曜文庫。さすらい姉妹の旅はまだまだ続きます。 photo by DJ.YOU

さすらい姉妹ツアー開始!

tanima0724_2.jpg
tanima0724_1.jpg

21日、蜩蝉の声を滝のように浴びながら逗子・法性寺の山門をくぐった坂道にあるヒグラシ文庫で「谷間の百合」の幕が切って落とされました。芝居の後にはゲストの作家、姜信子さんが登場。講演と桃山との対談が実現しました。説経節、業病、被差別、流浪、芸能、宿神。これまで幾度となく水族館の舞台に登場したテーマ群がつぎからつぎへと展開されて目眩しの宴へと突入してゆきました。火山列島南下ツアーを飾る初日にふさわしい濃密な夜を定員を超える80名近い参加者がそれぞれに堪能したと思います。つぎは清水!お近くのみなさま参集あれ![詳細はこちら

「谷間の百合」日程決定!

2013tanima.jpg

そこにいるの、誰?


さすらい姉妹2013年火山列島南下ツアー

「谷間の百合ーNAKEDー

作演出 桃山邑


釜ヶ崎の路上初演から8年。

ふたたび伝説の舞姫、一条さゆりの物語が

釜ヶ崎へ向かって列島を南下する!

詳細はこちら


7/21(日)逗子 ヒグラシ文庫【予約受付終了】

7/25(木)清水 スノドカフェ

7/26(金)静岡 水曜文庫(古書店)

7/28(日)博多 HairDesignGram(美容室)

7/29(月)博多 HairDesignGram(美容室)

7/31(水)三重 津あけぼの座スクエア

8/1(木)京都 UrBANGUILD(アバンギルド)

8/2(金)堺 コミュニティーカフェ パンゲア

8/3(土)釜ヶ崎 立ち呑み・難波屋

谷間の百合ふたたび!

130122tanima.jpg
夏に日本最大の寄せ場、大阪釜ヶ崎への八年ぶりのツアーが決定しました。出し物はさすらい姉妹「谷間の百合 NAKED」。小規模ですが流浪する芝居者にふさわしい旅にしたいと考えています。途中、いくつかの街に寄らせていただきます。候補にあがっているのは、清水、静岡、津、京都、大阪、博多です。げんざい全国各地で公演の準備を進めています。またツアーにあわせて、水族館関連ブック展示販売、桃山講演会など、付随するイベントも用意します。こちらも決定次第、順次このサイトにてお報せしていきます。刮目あれ!

さすらい姉妹寄せ場興行12→13終演!

sasurai12_13_3.jpg
sasurai12_13_1.jpg
sasurai12_13_4.jpg









sasurai12_13_5.jpgsasurai12_13_2.jpg
sasurai12_13_6.jpg










こぼれてゆけ この破局からさえもーーー
新年にはふさわしくないご挨拶であるのは百も承知で、さすらい姉妹寄せ場巡業のご報告をいたします。初日、山谷は例年通りセンター前辻を埋めつくす、100名超の観客の前で。元旦、寿はいつもよりかなり多い70名ほどの屋内会場で。炊き出しとブルーシートの家を分断された感のただよう渋谷は50名ほどの。最終新宿はもっともにぎやかに150名にもなる喧騒のなかで、無事終了いたしました。いずれの会場も今回 のタイトルである「家なき兒」に鋭い感応力を示す野宿者たちの想いと、ささやかな共感を示す水族館ファンが綯い交ぜになってビビッドな劇空間をうみだせたと思います。今年は上野公演がなくなり、道端の藝能者としては行政の無慈悲に追い出されたという実感があります。詳しくは山谷労働者福祉会館のホームページで、台東区、江東区などがどんな過酷な追い立てをおこなっているか確認してください。渋谷もギリギリの公演成立でした。寒さの中、駆けつけてくださったこころあるさすらい姉妹ファンの皆さまにあらためて御礼もうしあげます。かつてミシェルフーコーは国家による支配概念〈生政治〉を提起しました。現在、この国を覆う閉塞感と出口のない焦燥感は、まさに〈生政治〉によって別の位相へと領導されようとしています。今回の「家なき兒」はこのような管理社会への抵抗装置として上演されたのです。いつにもまして観客から鋭い野次が舞台に突き刺さり、芝居者として最高度の緊迫という僥倖を味わうこともできました。連日の変貌、その時、その場でしか起こりえない座の建立をわたくしたちは〈生芝居〉と呼んで抵抗の花をかざしました。この制外の花束をうけとめてくれた見物衆とともに、今年も水族館劇場ははるかなる芝居のけもの道を歩んでいきます。弱者の生存すら切り捨てて景気回復と繁栄を追いかける国民国家のあさましさには、もとより何の希望もしておりません。だからこそ一切が虚仮のようなこの世界のなかでわたくしたちのような歌をうたうものが必要なのだと信じております。
本年度の公演および活動計画はこのサイトにて近日発表いたします。どうぞご期待ください!
photo by 山田しげる