大晦の夜の山谷で幕を開けた、今年度のさすらい姉妹。九州在住の役者も駆けつけてほぼ本公演なみの布陣で、横浜寿⇨新宿⇨渋谷⇨上野と越年越冬闘争渦中の各現場を走り抜けました。今回は三年ぶりに桃山が台本、演出を担当。寒風吹き荒れる路上に故郷喪失からあたらしい縁を結ぶための幻の共和国を見はるかす物語をつづれ織りました。たくさんのご来場、まことにありがとうございました。
げんざい水族館劇場は誰も見たことのない吃驚のスペクタクルを実現すべく鋭意製作中です。いつ、どこに、どんなかたちで現われるかは、代表の桃山にすらわかりません。水のサーカスはこのまま何年も観たものの胸の底に沈んだ深海の難破船のように揺蕩うのかもしれません。もしも風が噂をはこんだら、お耳をそばだててください。あたらしい情報は本サイト、ニュースペーパーfishbone紙上などで順次発表してゆく所存です。本年も無謀を承知のやぶれ船の水夫たちがくりだす異貌の博覧会にご期待ください! 写真は大晦日の山谷 photo by 鈴木遊