講談社文庫 トーベ・ヤンソン ムーミンシリーズ全8冊

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たのしいムーミン一家 山室静訳 昭和57
ムーミン谷の彗星 下村隆一訳 昭和62
ムームン谷の仲間たち 山室静訳 昭和61
ムーミン谷の夏まつり 下村隆一訳 昭和62
ムーミン谷の冬 山室静訳 昭和60 重版
ムーミンパパの思い出 小野寺百合子訳 昭和62
ムーミンパパ海ヘいく 小野寺百合子訳 昭和62
ムーミン谷の十一月 鈴木徹郎訳 昭和62

カバー装丁 辻村益朗  すべて重版 経年なりの傷みがあります。

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本日の品出し 2014年02月13日(木)

タイトル 著者 出版社 本体価格(税抜き) 状態、他
吉村順三のディテール
住宅を矩計で考える
吉村順三
宮脇檀
彰国社 2,625 1989 重版
現代の建築家
堀口捨己
鹿島出版会 2,100 1993 重版
現代の建築家
白井晟一
鹿島出版会 1,575 昭和60 重版
日本現代建築家シリーズ
大江宏
新建築社 2,100 昭和59 別冊新建築
トーベ・ヤンソン
「ムーミン谷の素敵な仲間たち展」
東映 1,575 2004 図録

MOLINA CAMPOS

MOLINA CAMPOS
Florencio Molina Canpos
文 Enrique Molina Angel Bonomini

来年は午年、ということで、アルゼンチンのイラストレーター、モリナ・カンポス(モリーナ・カンポス)の画集をご紹介します。
1891年ブエノスアイレスに生まれ、10代の頃にウルグアイ川に面した大牧場で過ごしたことが、彼にとってのイメージの源泉となっているようです。
靴の縫い目から商店のディテールにいたるまでガウチョたちの生活を丹念に描きつつ、ユニークなデフォルメにより、男たちの野太い笑い声や、乾いた草原を駆け巡る馬の蹄の音が聴こえてきそうで、何度見てもたのしい画集です。

略歴にはウォルト・ディズニーと顧問契約を結んだとの記載もあり、1943年にアメリカで公開されたディズニー映画『ラテン・アメリカの旅(Saludos Amigos)』の製作にも協力しているようです。

http://molinacampos.org

詳しい品出し情報はこちらをご覧ください⇒

12月26日追記
この本をめぐり、時代背景をお客さまより教えていただきました。

1992年に出版されたということは、アルゼンチンが軍事政権下でそれまで出版できなかったこういった本が、国中から資料や素材を探し出して出版されはじめた頃なので、とても貴重な本なのではないかと思います。

とのことです。実はこの本、長らく店頭に並んでいて、あちらこちらに動かしたり、東京蚤の市にも持っていったり、なんとなく遠巻きに気にかけてきた存在でした。売れそうなのにかなかな売れないなぁと、先日改めて一頁一頁ゆっくり目を通してみると、必ずしも自分の好みと一致するイラストというわけではないのに、やはり強烈に惹きつけるものがありました。ならばと、来年の干支にちなみこちらでご紹介させていただいたのでした。

日本がバブルに浮かれていた頃、幾人かの切実な思いから世に出ることとなったモリナ・カンポスの本は、いくつかの出会いののち、遥か彼方すっかり泡も消え去った日本の古本屋に数年滞在したのち、今日、新たに必要としてくださる方の元へ旅立っていったのでありました。

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フランスの観光地図

お盆休みはゆっくり過ごされましたか?
千駄木は今年もやっぱり静かでした。お盆は閑だったんだよなぁ〜ということを毎年忘れてし通常営業してしまうのですが、それでもこの暑い中をお出掛けにならない方がわざわざ来てくださったり、お近くでない方が寄ってくださったりして、開けていてよかったなぁと思うのでした。
再び世の中は日常に戻っていくわけですが、まだまだ休みにしがみついていたい気もしますね。暑いですもん。
というわけでもないですが、1950年代のフランスの地図3枚を蔵出ししました。

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一枚目はモンブランの麓リゾートとして有名なシャモニーの案内。刊行年の記載は見当たりませんが、表紙にJ.Fillacierとサインがあります。描き込まれたイラストがユーモラスで飽きません。中央には機関車がモンテンヴェールへ向けえんやこら登っていくのが見えたり、スキー場の名前はシュプールで描かれていたり。スキーヤーだけでなく、牛も見えます。ロープウェイで行く、エギーユ・デュ・ミディ駅もあります。
広げた状態 522mm × 214mm

 

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コート・ダジュール(1952) 広げた状態 421mm × 225mm
 

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イル・ド・フランス/ロワール(1953) 広げた状態 418mm × 227mm
 

2枚目と3枚目はどちらもS.N.C.F(フランス国鉄)が発行したものです。原画は水彩なのでしょうか。微妙なニュアンスが筆使いで表現されています。こんなふうに人の手で描かれた地図には、現実とはまた違う物語を感じることができますね。
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そうそう。フランスと鉄道で思い出しましたが、先日から配布しているフリーペーパー『おてもと』9号には、「山手線一週 フランス映画めぐり」という思いがけない企画が乗っていました。ちなみに古書ほうろう最寄りの西日暮里駅の映画は、ルイス・ブニュエルの「昼顔」でした。その理由は店頭の「おてもと」をご覧ください。

時計を見たら、2時間もあれこれ地図を眺め回していました!やばーい!

食いしん坊のお友だちに


イラストレーター 小関祥子
さんの「紙もの、使うもの」シリーズのお取り扱いを始めました。
この春、不忍ブックストリートweek期間中にやぶさいそうすけさんで開かれていた個展で、一目惚れ。切り絵ふうのイラストにハートを射抜かれ、どの作品もほんとうに好みで全部買い占めたいくらいでした。(全商品こちらからきれいな写真でご覧いただけます。)

中でも食べものの作品は、かわい過ぎず、甘すぎず、ちょうどいい塩梅で、なにしろおいしそうでした。紙の上にとてもシンプルな線なのに、湯気が出ていて、匂いを感じました。
あれこれ迷いながら、まずは、ほうろうらしく食いしん坊をテーマに、7点を選びました。

上の写真は、新作の夏のポストカードです。

 ▶ かき氷、生ビールの2柄 1枚 150円

かき氷の頂上のシロクマくんにイチコロです。そして生ビールはもう説明の必要はありませんね。あぁ、ビアガーデンに駆け込みたい…。

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パンのカリカリした耳、溶けゆくバター、キウイのつぶつぶ!

 ▶ ポストカード トースト バター、キウイジャムの2柄 1枚 150円。

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コーヒー柄ははずせません。

 ▶ ちいさなメッセージカード(ハガキの1/2サイズ)同柄4枚入 300円

 ▶ 一筆せん 同柄 12枚入 300円

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こちらはレターパッドです。湯気が出ていて、炊きたてごはんのいい匂いがします。丼めしくらいのサイズです。

 ▶ レターパッド ごはんとおかず たくわん、たらこ、のりの3柄
各柄 3枚ずつ、計9枚入 550円

小関祥子さんの「紙もの、使うもの」の全商品は、通信販売もされていますので、ぜひのぞいてみてください。⇒ http://kamimono.thebase.in

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 ▶ シマシマヤ文庫『うきは百姓組 くだものやさい献立帖』(945円)

小関さん繋がりでご紹介します。福岡県うきは市の若手農家集団「うきは百姓組」が作る、桃、柿、梨、トマト、いちご、ドライフルーツを使ったレシピ集で、小関さんはイラストを担当されています。
レシピの考案は、坂崎紀子さん、広沢京子さん、ゴトウタカコさん、スズキエミさん、つむぎやさん、瀬戸口しおりさん、松尾真由美さん、大塩あゆ美さん、知ってるお名前を見ただけでもおいしそうな顔ぶれです。こちらもほうろうでお取り扱い中です。
うきは百姓組のドライトマトは、これでもかというくらいに甘味が凝縮されていました!

 

「日々、食べること」ができるということ、おいしい、と言えることは、奇跡の集積なのですね。

 

記録 LE LIVRE DE LA SANTE

Andre Sauret 監修/Raymond Levy アシスタント/Peter Knapp アートディレクター

RECONTRE 1967~68 仏語 17.5cm×27.2cm×2cm

 

1. LA PLACE DE L”HOMME DANS L”UNIVERS
LES MATERIAUX DE LA VIE

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2. L”HOMME FACE A LA MALADIE
L’HOMME DANS SON MILIEU EVOLUTIF

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3. L’IMMUNOLOGIE
LES CANSERS

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4. LA MACHINE HUMAINE
LE SANG
COEUR ET SYSTEM CARDIOVASCULAIRE

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8.LES SENS L’OEIL L’OREILLE CERVEAU ET SYSTEME NERVEUX

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9.L’HOMME ET SON ESPRIT 1

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10.L’HOMME ET SON ESPRIT 2

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11. HARMONIE SEXUELLE
CONCEPTION
GROSSESSE
ACCOUCHEMENT
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12. LA CROISSANCE

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13. ADOLESCENCE
HYGIENES
VIEILLISSEMENT

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14. CLIMAT
PLANTES
PARASITE
POLLUTION
ALLERGIE

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15. BACTERIES
VIRUS
RADIATIONS

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16.HABITAT
VOYAGES
SOMMEIL

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17. TRAVAIL ET SANTE
PREMIERS SECOURS

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18.  MEDICAMENTS
CHIRURGIE ET ANECTHESIE

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本の補修が旅へ誘う。

FLOWERS
JANET HARVEY KELMAN
THOMAS NELSON AND SONS(刊行年不明)

帳場の机の上に『FLOWERS』と題されたなんとも愛らしい佇まいの洋書が置かれていました。
お客さまからの買取りで入ってきたという、珍しく古めの洋書。

手に取り、目を凝らすと、ブルーグリーンの厚紙に、表紙が貼り付けてあります。おや、と裏を向けると裏表紙も、そして背表紙も、カバーの折り返し部分も全部切り貼りされています。

傷んでしまった元のカバーを外してポイと捨てずに、ひとつひとつ切り取って活かされていたのでした。
繕ったのはこの本を売りに来てくださったお客さまなのか、、はたまた前の持主か…

なにしろ扉には、

“To David
From all ? Brooklyn
June 27.1935”

と書き込みがあります!

1935年といえば、花は花でも『かわいそうなぞう』で語られることになる象の花子が、タイから上野動物園にやってきた年です。花子は戦時下の政策により、1943年に餓死させられることになりますが、今こうしてほうろうの帳場にある『FLOWERS』は世界大戦をくぐり抜け、巡り巡って、まだ旅の途中。

切り取られたカバーは、はさみの線が辿々しく、必ずしも器用とはいえない補修ですが(ごめんなさい!)、表紙のヒナギクに色合せがぴったりのブルーグリーンの厚紙は、カバーに仕立てるには、少々尺不足。それを目立たないところで継ぎ接ぎの工夫がなされているのです。持主と本との親密な時の流れが見えてくるようです。

 

カバーにばかり気をとられていましたが、撮影のためカバーを外すと、これまたヒナギクの絵が貼り込まれ、箔押しで飾られた可憐な本体が現れました。

中身はというと花の色で調べる図鑑の先駆けなのでしょうか、目次は、黄色の花、白い花…と、色ごとに分けられており、本文に48枚のカラー図版が綴じられています。

“ SHOWN TO THE CHILDREN ” SERIESとありますので、子ども向けに編まれた本のようですが、四六判よりひとまわりちいさなサイズは手に納まりよく、携帯サイズの図鑑としてかなり普及したのではないかと思われます。

 

はたして、1935年、この本を贈られたDavidは、この本の最初の持主だったのでしょうか。

ブルックリンの親戚が植物好きの少年デイヴィッドに贈ったのか、あるいは、学生仲間がお金を出し合って何らかの事情で離れてゆくデイヴィッドへプレゼントしたものなのか…。デイヴィッドは、どんな人生を送ったのでしょう。

 

しばし時空を超えた机上旅行に誘ってくれた本のご紹介でした。

 

 

 

 

 

 

 

an·an ELLE JAPON No.13

an·an ELLE JAPON No.13 平凡出版 1970

フランスの雑誌『ELLE』の日本語版として1970年に創刊されたアンアン エルジャポンの13号です。
表紙の秋川リサが可愛いですね。立川ユリとのスペインロケが巻頭を飾ります。
写真は、吉田大朋、沢渡朔、立木義浩、三朗兄弟、篠山紀信、大倉舜二ほか、大橋歩のエッセイ、澁澤龍彦が解説を書くフランシス・ジャム『神さまの慈愛』のイラストレーションは片山健だったりと、隅から隅まで勢いがあります。

  

千趣会 月刊『COOK』

カタログ通販でお馴染み、千趣会の月刊『COOK』の表紙に目がとまり、パチリ。
月刊『COOK』は、1958年に創刊された料理カード付きの月刊誌です。

1955年、まだ戦後の暮らしに潤いの乏しかった頃、こけし人形の頒布を目的に(株)千趣会は設立されました。そこからオフィスの女性グループを対象にした頒布会事業が生まれ、その販売網を基盤としてに料理カード付き月刊誌「クック」で情報出版業への進出やタオルやハンカチ、下着など女性の心をとらえたオリジナル商品を開発。今で言うSPA(製造小売)をいち早く展開し事業を拡大しました。(千趣会HP「千趣会の歩み」より)

「千趣会」という会社名はそもそも「こけし千体趣味蒐集の会」からきているそうです。なるほど〜。

入荷している2冊のうち、昭和38年5月号(左下 通巻60号:スパイス特集)のクレジットには、カット 佐々木侃司の名があったり、鴨居羊子が文章を寄せていたり、ロード・ダンセニイのクック・ミステリー『二本のソース瓶』には、真鍋博のイラストがふんだんに使われていたりと、版形こそ小さいですが読みごたえ、見ごたえともに充実。

昭和37年10月号(右下 53号:コーヒー特集)にはクレジットが見当たりませんが、カットは同じく佐々木侃司のようです。
どちらの号にもハウスコショーの広告があり、「肉ア・ラ・カルト」シリーズなのでしょうか、誰の筆によるのかわからないのですが、版画のようなカットがいいのです。

いずれも残念ながら、料理カードは付いておりません。

 

別冊の『サラダ COOK BOOK』は、ちょっと時代が後になり昭和47年刊。

指導陣 飯田深雪、江上栄子、岡松喜代子、小川順、大原照子、川上のぶ子、尚道子、茂出木心護、山梨幹子、吉沢久子
装丁・レイアウト 篠崎三朗(イラストも)、太田徹也。

こちらは目次だけで8頁費やしています!

 

201208314103 昭和38年5月 昭和38年5月 昭和38年5月 COOK 昭和37年10月 昭和38年5月 サラダ COOK BOOK サラダ COOK BOOK サラダ COOK BOOK

SUNTORY QUARTERLY

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『サントリークォータリー』1981年11号〜82年別冊2を経て、83年15号まで6冊をバラで。表紙・本文イラストレーション 松永謙一、デザイン・レイアウト 山口英之。

 14号の編集後記には、「この度、私ことKは(会社の方針で)、当社の系列出版社・TBSブリタニカ(本社=東京都千代田区三番町、会長=佐治敬三、社長=吉田稔、資本金十億円)へ出向いたすことになりました。」(K=小玉武)とあり、同じく15号には「この号から発行がサントリー、編集がTBSブリタニカになりました。」とある。松永謙一、山口英之ともに人事は据え置きだが、裏表紙に広告が入るようになりイラストのタッチに変化が見られる。

 インタビューの顔ぶれは、松本清張、中村雄二郎、奈良岡朋子、寺山修司、宮尾登美子、寺田透、田村隆一。執筆陣は、11号に新橋遊吉、12号に後藤明生、13号に小林信彦、14号に村上春樹、別冊2に安井かずみ、13、15号に海野弘、同じく15号には川本恵子などの名前を目次に見つけた。