『枯木灘』中上健次

中上健次の書く物語は、血縁や土地への差別など、ドロドロとした呪縛的要素の中に、本当に透明な、水の雫が一滴あるような感じだと思います。ㅤ 『枯木灘』でも、主人公・秋幸が土方として自然と対峙しているときの文章は素晴らしく澄ん […]

「憧れ」ではなく「あこがれ」

「憧れ」ではなく「あこがれ」 (他のスタッフが『ウィステリアと三人の女たち』を紹介していたので便乗して…) 同じく川上未映子著、今年の夏に文庫化されたばかりの『あこがれ』。 『ウィステリア』は女性の複雑な渦巻きが […]

森茉莉『恋人たちの森』

千駄木の団子坂上に住んでいた森茉莉。 彼女の作品は、父・森鷗外のことを綴ったエッセイが有名ですが、この本は4つの短編から成る小説です。 愛される少年と愛する男、少年のことを母のように抱く少女……など、形は違えどさまざまな […]

あら!谷中が舞台の小説ですよ。誉田哲也さんの新刊『あの夏、2人のルカ』(角川書店)

『あの夏、2人のルカ』誉田哲也:著(角川書店) 表紙が夕焼けダンダン!谷中が舞台の小説ですよ。 谷中の路地裏にあるギター修理屋さん。その周辺をめぐる物語。 最近の観光客がわんさかいる状態の描写から、 急に静かになる路地裏 […]

『往来っ子新聞』最新号できました。前回、紹介した『かがみの孤城』が本屋大賞1位になったので記念バージョン

『往来っ子新聞』最新号できました。 前回、紹介した辻村深月さんの『かがみの孤城』(ポプラ社)が本屋大賞1位になったので記念バージョンで再掲載。 新しい文庫ベスト10も入りました。 店頭にて配布中です。 根津神社のつつじも […]

2018年 本屋大賞ノミネート 辻村深月さんの『かがみの孤城』(ポプラ社)

『かがみの孤城』辻村深月:著(ポプラ社)沢山入荷しました! 先日、お店でおすすめして読んでくださった方が、台所仕事ができなくなって困るくらい面白い! とおっしゃってくださいました。 学校に居場所のない中学生たちの本当の気 […]

熊本発の文芸誌『アルテリ』4号 入荷しています。

熊本発の文芸誌『アルテリ』4号 姜信子さん、石牟礼道子さん、町田康さん、伊藤比呂美さん、坂口恭平さんなどなど、 今回も強力なラインナップによる、強烈な文学。 熊本から届く濃厚な言葉たちに、またまたのめり込んでしまいました […]

熊本発の文芸誌『アルテリ』4号 入荷しています。

熊本発の文芸誌『アルテリ』4号 姜信子さん、石牟礼道子さん、町田康さん、伊藤比呂美さん、坂口恭平さんなどなど、 今回も強力なラインナップによる、強烈な文学。 熊本から届く濃厚な言葉たちに、またまたのめり込んでしまいました […]

柴田元幸さんの本がいっぱい。『MONKEY vol.12』『本の子』ドキドキ楽しい。

柴田元幸責任編集『MONKEY vol.12』(スイッチ・パブリッシング) 特集「翻訳は嫌い?」 ついにきた、柴田元幸さんによる翻訳特集。貴重な講義「日本翻訳史 明治篇」が掲載。 村上春樹さんとの翻訳講義「本当の翻訳の話 […]

フリーペーパー『BOOKMARK』お取扱中。2016AUTUMN号のテーマは「過去の物語が未来を語る」

翻訳物の楽しさを発信するブックガイド、フリーペーパー『BOOKMARK』あります。 2016AUTUMN号のテーマは「過去の物語が未来を語る」。 金原瑞人さん、三辺律子さんの編集、オザワミカさんのイラスト・ブックデザイン […]