さらば芸濃町!真夏の夜の夢こそまこと、いつかふたたび!

sui20200817_1.jpeg終熄の気配をみせない感染症騒動の間隙を縫って、三重ベースに取り残された野戰攻城のための飛行機や廃船、木馬などを救出しました。これをもって水族館劇場のすべての部材は東京ベース(太子堂 八幡神社)と長野ベース(諏訪市公設市場)に分散収納が完了。ようやくこの春の公演中止から一段落つけることができました。
これも水族館劇場ファンディングなど多くの皆さまの助けがあって可能になったことです。何度でもお礼をいいます。ほんとうにありがとうございました。長野移動だけでも延べ車輌12台に及んだ大道具の数々。最後のトラックをおくりだし、がらんどうになった萩原倉庫に佇む桃山の胸に去来する思いは三十年を越える活動の流れのなかで過ぎ去った記憶の断片なのかもしれません。六年前の劇団分裂のあと途方にくれたスクラップ軍団を励まし支えてくれた、伊藤裕作、駒田仁志をはじめとする芸濃町のひとびとには感謝の気持ちでいっぱいです。

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光陰矢の如し。わたくしたちに残された時間も限りがあります。今回ばらばらになった全国に散在するメンバーの、芝居への情熱をふたたび織り直し、野戰攻城として一座建立をはたすこと。簡単なことでないことは承知しています。秋口以降の「さすらい姉妹」もお祭りなどの中止が決まるなか、なかなか公演決定のお報せができません。しかし、どのような情勢にとりかこまれようと、あきらめず継起しつづけること。水族館劇場は何度目かの再出立を、神の宿る聖なる樹木を抱く諏訪の街から踏み出します。

水族館劇場、再生への支援ありがとうございます!

この春の公演中止のダメージを一刻も早く回復するためのファンディングにはたくさんのご協力をいただき深く感謝しています。こんなにもたくさんのひとびとの想いに助けられて活動をしてきたのだと役者一同あらためて一座建立の意味をかみしめています。
ファンディングはこの12日で締め切ります。正直いって4月末の段階では野戰攻城の再開どころか、解体した舞台資材すら収納する場所をうしない、あたらしい拠点をさがすことから始めるしかありませんでした。これまでいっさいの補助金や文化基金を断ってきた役者徒党は直接ファンのみなさまに経済的な援助を申し出るしかない情況でした。ほんとうにたくさんのみなさまからお気持ちをいただきました。

IMG_3148.jpegそしてこれらの応援にこたえるために、まずは第一歩であるベースを三重から長野に移動しました。諏訪湖のほとりにある市場の一角をたくさんのひとの協力で確保できました。すでに本隊はテレビ局の取材もはいるなか、花園神社に残置していた道具を新拠点に収納、あとは三重ベースに残した大道具類を納めて完了というところまで漕ぎつけました。
感染流行の第二波の動向いかんにかかわらず、まだまだ自力復活にはほど遠い状態ですが、全員精神的には溌剌と再生への道を歩きだしました。これも有形無形の励ましがあってからこそ。あらためてお礼をお伝えします。ほんとうにありがとうございました。

さて先に告知しました報告集の編集作業ですが、ようやく数十名に依頼しました原稿がそろいました。これから構成、レイアウト、デザインなど編集作業をすすめていきます。寿町の夏祭りも中止とききました。さすらい姉妹の、秋の八幡神社奉納芝居、冬の寄せ場巡演もピンチにたたされています。やせ我慢ではなく、流動的な情況を楽しむように、その都度可能性がひろがるような対応をしてゆくつもりです。今後とも暖かいまなざしで見守ってください。
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