『四畳半タイムマシンブルース』(KADOKAWA)

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森見登美彦 著/上田誠 企画・原案
『四畳半タイムマシンブルース』(KADOKAWA)


四畳半タイムマシンブルース [ 森見 登美彦 ]

あの名作『四畳半神話大系』の世界に、タイムマシンがやって来た?

炎熱地獄と化した真夏の京都。学生アパート唯一のクーラーのリモコンが壊れてしまった。

そこに現れたのは、未来からやって来たという男子学生。

人生初の有意義な夏を過ごすため「昨日」へと向かうが、なぜか世界が消滅の危機を迎えてしまい……。


森見登美彦の初期代表作のひとつでアニメ版にもファンが多い『四畳半神話大系』。

ヨーロッパ企画の代表であり、アニメ版『四畳半神話大系』『夜は短し歩けよ乙女』『ペンギン・ハイウェイ』の脚本を担当した上田誠の舞台作品『サマータイムマシン・ブルース』。

おなじみの登場人物たちが駆け回る、ファンにはたまらない暑くて熱い魅惑のコラボ。

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『ねんねこ』(小学館)

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ザ・キャビンカンパニー
『ねんねこ』(小学館)


ねんねこ [ ザ・キャビンカンパニー ]

夜になっても眠くならない子猫ちゃん。

「それなら ママと ゆめの なかで あそびましょ」
「ゆめの なかでね まちあわせするの」

空や海、動物園に秘密基地……。
空想の世界を自由奔放に飛び回ります。

ザ・キャビンカンパニーの豊かな色彩が目と心を惹きつけ、絵本の中に誘い込まれてしまいそう。

ねんねこ ねんねこ おやすみ おやすみ。

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『あなたがいてくれたから』(パイインターナショナル)

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コビ・ヤマダ 文、 ナタリー・ラッセル 絵、高橋 久美子 訳
『あなたがいてくれたから』(パイインターナショナル)


あなたがいてくれたから [ コビ・ヤマダ ]

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一緒に笑い、泣き、励ましてくれた
あなたがいなければ
きっと今の私はいなかったでしょう。
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あなたがいてくれたから 私は考えることが好きになりました

あなたがいてくれたから 自分が思うよりずっとたくさんのことができるのだと気づきました

あなたがいてくれたから チャレンジすることは楽しいとわかりました

あなたがいてくれたから……


家族、友だち、恋人、先生や先輩。
新しい世界を切り開き、進んでいく時に力をくれた人たちへ。

愛と感謝を込めて贈ります。

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『ほんとうのリーダーのみつけかた』(岩波書店)

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梨木香歩
『ほんとうのリーダーのみつけかた』(岩波書店)


ほんとうのリーダーのみつけかた [ 梨木 香歩 ]

同調圧力、群れ、言葉の形骸化、「日本すごい」、批判精神。

一時間足らずで読めてしまえるこの小さな本に、著者の大きな覚悟を感じる。

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大きな容量のある言葉を大した覚悟もないときに使うと、マイナスの威力を発揮します。「今までに例のない」「いまだかつてない」「不退転の(決意で)」などなど、実際はそれほどのことでもないのに大袈裟な言葉を使うと、実態との間に隙間ができるのです。そこにヒューヒュー風が吹き荒んで、虚しさを掻き立てる。言葉が、張子の虎のように内実のないものになってしまう。
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本書のメイン部分は、2015年に書店で行われた、若い人向けのトークセッションが元になっている。

だが、状況はその時よりもますます悪くなった。

世界中がまさに未曾有の事態に直面している今、本当の言葉を語れるリーダーが、残念ながら日本には見当たらない。

そう、確かにこの本は、今読まれねばならなかったのだ。

これからの社会を作っていく若者はもちろん、この社会を今変えるべき大人たちに。

君たちはどう生きるか。
僕は、そして僕たちはどう生きるか。

息苦しさが増すこの時代、あなたが耳を傾けるべき存在は、決してどこかを探せば見つかる訳ではない。もっと身近なところにいる。

「チーム・自分」。

これほど心強いものは無い。

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『あおいの世界』(講談社)

花里真希
『あおいの世界』(講談社)


あおいの世界 [ 花里 真希 ]

小学校5年生のあおいには空想癖があり、そのせいでクラスの中で浮いた存在になってしまった。

そんな時、父親の仕事の都合でカナダに引っ越すことに。

突然「6年生」になったあおいは、カナダでは出来るだけ「ふつう」にしていようと決めるが、様々な人種のクラスメイトやゲイのカップルと出会い、不思議な行事もたくさんあって、日本との違いに戸惑うことに。

片言の英語しか話せないあおいが、文字通り体当たりで異国の地に飛び込み、少しずつ外国での生活に順応していく。

空想の力は役に立つのか。
「ふつう」って何だろう。

一人の少女の成長物語。

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『みの日記』(天然生活の本)

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服部みれい
『みの日記』(天然生活の本)


みの日記 [ 服部みれい ]

「土とともに暮らそう」。
2015年、そんな思いを抱いて、原宿にあったマーマーマガジン編集部は岐阜県美濃市に引っ越した。

人口は2万人と少し。そこは空気と水が美味しくて、古くて「美しさが濃い」町だ。

都市でも田舎でもない場所で、著者と編集部はどんなあたらしい暮らし方をしてきたのか。

消費ではなく生産する暮らし、自分を頼りにする暮らし。
ありのままの自分で居られて、心底リラックスできる暮らし。

言葉にしてしまえば簡単に思えるが、そこは試行錯誤の連続だ。都市の利便性はここには存在しないし、自然を相手に生活をする以上、苦労や困難はつきもの。

それでもやはり、この「ローカル」な暮らしには、私たち人間にとって「本来の」あり方が詰まっているように思う。


自然を取り入れたセルフケアと、自然循環型のちいさな「農」。
そのリアルな移住記録は、これからを生きる私たちに、大きな問いかけとヒントを与えてくれる。

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『ビギナーズラック』(左右社)

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阿波野巧也
『ビギナーズラック』(左右社)


ビギナーズラック [ 阿波野巧也 ]

出遅れたマリオカートのそのあともずっとふてくされる男の子

やめたサークルの同期会のお知らせの通知、その通知の薄明かり

フードコートはほぼ家族連れ、この中の誰かが罪人でもかまわない

夜の居酒屋はじけるような暗算を見せつけられてうれしくなった

ほどほどの川が流れているほどの地元があなたにもあるでしょう?


阿波野巧也、第一歌集。

過ぎ行く時間や失われる場所への、せめてもの抵抗。

少し低めの体温が、瑞々しくて、切ない。

『絵本で世界を学ぼう!』(青弓社)

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吉井潤、柏原寛一
『絵本で世界を学ぼう!』(青弓社)


絵本で世界を学ぼう! [ 吉井 潤 ]

この馴染みの絵本はあの国から来たのかという驚きと、あの国にはこんな物語があるという発見。

絵本を通して、その国の歴史や文化、多様な価値観を知る。なんと豊かなことだろう。

地域毎に分けた全105カ国を、絵本1冊とともに紹介。
様々な場所でリストとして重宝する、まさに保存版。

ページをめくれば世界中へ行ける。
本の向こうには、何億もの人々が住んでいる。

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『弱さのちから』(亜紀書房)

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若松英輔
『弱さのちから』(亜紀書房)


弱さのちから [ 若松 英輔 ]

今、これまで見過ごされてきた様々な「弱さ」があぶり出されている。

経済的な弱さ、自然に対する人間の弱さ、他者との関係と内面の弱さ。

それらを無理矢理克服するのではなく、自分や他人の弱いところを見つめ、受け入れる。

真の強さとは、そうして生まれるものではないだろうか。

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ひとたび「弱く」なってみなければ見えない世界の深みがあることを、今私たちは、日々、実感しているのではあるまいか。
「弱い人」は何もしないのではない。むしろ、他者の「弱さ」を鋭敏に感じ、寄り添える人でもある。私たちは「弱い人」たちを助けるだけでなく、「弱い人」たちにもっと学んでよい。「弱い人」の眼に映る世界、それに言葉の姿を与えてきたのが、哲学や文学の歴史にほかならない。
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(本文より)


信頼やつながり。
愛、慈悲、あるいは利他。

未知なる自分と出会うための扉。

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『戦争の歌がきこえる』(柏書房)

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佐藤由美子
『戦争の歌がきこえる』(柏書房)


戦争の歌がきこえる [ 佐藤 由美子 ]

人間は死に直面した時、必ず過去を振り返る。

音楽療法士としてホスピスで働く中で、戦争を経験した多くのアメリカ人の言葉を聞き、最期を見届けた。
彼ら彼女らは、日本人である著者に、どういう気持ちを抱き、何を語ったのか。

「(戦争のことを)昔は考えなかったけど、今は考える」

辛い記憶、後悔の思い、自責の念。
セッションを通して、音楽とともに浮かび上がる様々な感情。

それらは決して、アメリカ国内で言われるような「just war(正しい戦争)」「good war(良い戦争)」を生き抜いた者たちの、晩年の姿ではない。

「民主主義の理想」を懸けた戦いで、彼らが得たものは、失ったものは何なのか。


国、人種、階層、職業……。
一つの視点から見ていても、戦争を理解することは出来ない。

開戦に至るプロセスや、それが広がり、終わりが見えなくなる状況まで、戦争というものは本当に複雑だ。

だからと言って思考を止めてしまえば、私たちは同じ過ちを繰り返す。

たった数十年前、この国では300万とも言われる尊い命が失われた。

まるで戦争へと突き進んだ当時のように、無謀な政策を行い、失敗を重ね、後に退けなくなっている今の政府を、これ以上「不作為で助ける」ことのないように。

多くの「中立的立場」ないし「無関心」は、“無言の加担”だ。


「どちらかを選ばなければいけない。中立は抑圧者を助け、犠牲者を救うことは決してない。沈黙は加害者を励まし、被害者を勇気づけることは決してない。」
(ホロコースト生存者のエリ・ヴィーゼル。1986年のノーベル平和賞受賞スピーチより)


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『あんぱん ジャムパン クリームパン 女三人モヤモヤ日記』(亜紀書房)

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青山ゆみこ、牟田都子、村井理子
『あんぱん ジャムパン クリームパン 女三人モヤモヤ日記』(亜紀書房)


あんぱん ジャムパン クリームパン 女三人モヤモヤ日記 [ 青山 ゆみこ ]

「まさかこんな事になるなんて」
誰もが思った今年の春。ガラリと変わってしまった世界で、あの人やこの人は何を考え過ごしているのだろう。

ライター、校正者、翻訳家。
本の仕事に関わる3人は、どういう気持ちを抱えながら、何をして過ごしていたのだろう。

それぞれの場所、それぞれの暮らし。
彼女たちのリレー日記には、戸惑いや辛い出来事、見つけた楽しさ、新たな出会いなど、様々に綴られている。

対面ではなく距離があるからこそ生まれる文章と、すぐ隣から聞こえてくるような会話。

そのどれにも、少しの緊張と不安が滲み、そうでありながら軽やかさと、この先の時代を生きていくのだという確かな意思も感じられる。

今この時でしか語られ得ない、三者三様の言葉たち。柔らかな表面の下に、ギッシリと重たく濃厚な中身が詰まっている。

コロナの前と後で、確かに世界は変わった。
でも美味しいものを食べて、夜になったら寝て、そうすればまた新たな朝が来る。それはこれからも変わらない。

悩みもするし、大変なことはたくさんあるけれど、それでも日々は続いていく。

だったらひと息つきながら、ゆっくり歩いていきませんか。

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『さよなら、俺たち』(スタンド・ブックス)

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清田隆之(桃山商事)
『さよなら、俺たち』(スタンド・ブックス)


さよなら、俺たち [ 清田 隆之 ]

ジェンダーギャップ指数、153か国中121位。

家事や育児の負担は女性に偏り、男性向けのアダルトコンテンツが巷に溢れる。

セクハラや女性蔑視発言のニュースは後を絶たず、大学入試や就職試験では女子を差別し、男子学生を優遇する。

今は本当に21世紀なのかと疑うような事ばかりが起きる、それがこの日本という国だ。

もちろん全ての男性が悪いわけではないし、男女平等・男女同権を当たり前として考えている人は大勢いる。

ただ、男性は様々な特権を無自覚で享受してきた。そしてそれは「そういうもの」として何となく社会に存在し、改めて問われる事がなかった。

そう、つい最近までは。

#MeToo や #KuToo に代表されるうねりは、この社会を確かに変え、時計の針を進めつつある。

自分たちの特権や優位性について考えず、言語化することなく生きてきた「俺たち」は、このままでいいのか。いや、違う。そんな事はないはずだ。

失恋、性的同意、風俗、夫婦別姓、マンスプレイニング……。

男性である著者は自らの人生を省み、その時々の言動と向き合う事で、決着をつけようとしている。

日本語の「さよなら」とは、過去と決別し、新しい「こと」に立ち向かう心の構え。

今がその時だ。

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『馬場のぼるのスケッチブック』(こぐま社)

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馬場のぼる
『馬場のぼるのスケッチブック』(こぐま社)


馬場のぼるのスケッチブック [ 馬場のぼる ]

動物、人間、草花や木々、そして猫。

興味を惹かれたあらゆるものを描き続けたスケッチブック、約100冊分。

その楽しく美しい膨大なスケッチは、描く喜びに満ち溢れている。

「11ぴきのねこ」「きつね森の山男」など、作品世界の地下を流れる水脈の豊かさ。

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『ふーってして』(KADOKAWA)

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松田奈那子
『ふーってして』(KADOKAWA)


ふーってして [ 松田 奈那子 ]

「きいろの いろみず ぽとり ねえ ふーって して」。

緑、紫、オレンジ、青。
紙の上のいろみずに息を吹きかけると、あら不思議。
小さな点々がその姿を変えていきます。

人や動物の絵と組み合わせると……!

このアイディアはなかった。
楽しさ溢れる、松田奈那子さん最新作。

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『セルフケアの道具箱』(晶文社)

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伊藤絵美
『セルフケアの道具箱』(晶文社)


セルフケアの道具箱 ストレスと上手につきあう100のワーク [ 伊藤絵美 ]

ストレスで苦しい、人間関係で疲弊している、先行きが不安……。

こうしたメンタルの不調から回復する近道は、自分で自分を上手にケアすること。

大きな布や毛布にくるまる、何かをギューッと抱きしめる、「希望のことば」を創り出す。

「洗足ストレスコーピング・サポートオフィス」の所長であり、30 年にわたってカウンセラーとして多くのクライアントと接してきた著者が、 その知識と経験に基づいたセルフケアの具体的な手法を100 個のワークの形で紹介。

頼もしさ溢れる実践ワークブック。

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『東京の美しい洋食屋』(エクスナレッジ)

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井川直子
『東京の美しい洋食屋』(エクスナレッジ)


東京の美しい洋食屋

オムライス、ビーフシチュー、海老フライ、ナポリタン。
西洋から来た料理は、「いかに白いご飯に合うか」で、日本独自の進化を遂げた。

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日本人は西洋に憧れて、あるいは必要に迫られて
行ったこともない国の料理を勉強し、想像し、再現した。
けれど、食べるのは日本人。ごはんの国の人々だ。
ごはんへのなみなみならぬ欲求、食べ手の嗜好に合わせたいという気持ち、
そしてアクは丁寧にすくうような国民気質。
これらによって洋食は、日本独特の育ち方をした。
世界のどこにもない料理、だけど、世界をちゃんと尊敬している料理だ。
(十章 ごはんの国のクリエイション より)
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代々の教えを守理、日々の役割をまっとうする料理人たちの手によって、洋食は今も繋がれている。

地道、積み重ね、決まりごと。

愚直だけれど、美しい。

東京・横浜の名店三二軒を紹介。