『あぶない!どーする?』(岩崎書店)

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待ちに待った新刊絵本が入荷しました!

穂高 順也 作
西藤 燦 絵
今泉 忠明 監修
『あぶない!どーする?』(岩崎書店)


あぶない! どーする? (どうぶつえほん だーれ? どーする?) [ 穂高 順也 ]

てきがあらわれたとき、動物はどうやって身をまもるのかな?

ヤマアラシだったら?
フグだったら?
アルマジロだったら?

住んでいる場所や暮らし方で、敵は異なります。
動物たちは自らの身体の特徴をうまく使い、長い間その身を守ってきました。

それぞれの動物の「守り方」「逃げ方」については知っていましたが、改めて見るとそのインパクトに驚きます。

どんなに凶暴な敵も「こりゃたまらん」と諦めるに違いありません。

だって目の前であんなことやこんなことが起こったら……。

「逃げるは恥だが役に立つ」という言葉がありますが、役立つどころか、実際にそうして何世代も命を繋いできた動物たちの存在、そしてその能力には、畏敬の念さえ覚えます。


実はこの絵本、ひるねこBOOKSレーベル『まどろみのにわ』の作者・西藤燦さんが、初めて書籍の作画を手がけた作品でもあります。

動物たちの毛や棘など、彼女の緻密な筆が光ります。

もはや狂気とさえ思えるその卓越した技を、じっくりとご覧ください。

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『こどもと暮らす北欧スウェーデン』(マイルスタッフ)

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井浦ふみ 著
『こどもと暮らす北欧スウェーデン』(マイルスタッフ)


こどもと暮らす北欧スウェーデン 子育てしやすい国の生活を覗いてみませんか? [ 井浦ふみ ]

両親を合わせると、最大480日の育児休暇。
男性の育休取得率は約90%で、パパの育児は当たり前。

街中で優遇されるベビーカー。
バスにはそのまま乗ることができ、1台につき大人1名が無料に。


安心して遊べる公園遊具やおもちゃ事情。
ジェンダーフリー、体罰の禁止。

著者が「子連れ天国」とさえ断言するスウェーデンは、なぜこれほどまで子育てがしやすいのでしょうか。

産むこと育てることの負担や責任が女性に押し付けられ、助け合いの精神に乏しい日本とは、もはや同じ惑星にある国とは思えません。

人口や経済規模、社会的背景など様々に違いはありますが、子どもファーストで考えることは決して難しい話ではありません。

むしろ、「いかに子育てをしやすくするか」を起点にすれば、女性の社会進出、少子高齢化、経済成長、社会福祉など諸々の面で良い効果が生まれるのではないでしょうか。

国を作っていくのは、間違いなく子どもたちなのですから。

北欧を“理想”と捉えるだけでなく、現実的にモデルを取り入れ、施策を行うことをしていかなければ、この国はもう立ち行かなくなるでしょう。


具体的な子育てエピソードのほか、書店や図書館、博物館、子ども向けのショップガイドまで網羅。

子連れ旅行をお考えの方も、子どもを巡る環境を学びたい方も、参考になるはずの一冊です🇸🇪

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『人間としての尊厳 ノーマライゼーションの原点・知的障害者とどうつきあうか』(現代書館)

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スウェーデン社会庁 著/二文字 理明 訳
『人間としての尊厳 ノーマライゼーションの原点・知的障害者とどうつきあうか』(現代書館)


人間としての尊厳 ノーマライゼーションの原点・知的障害者とどうつきあうか [ スウェーデン社会庁 ]

障害をもつ者ともたない者とが平等に生活する社会を実現させる。
「ノーマライゼーション」の理念は、1950年代初頭のデンマークに端を発する。

「障害者を個人として尊重する」そんな当たり前ともいえる考えを具体的実践に移した、同じ北欧のスウェーデン。

翻って、日本はどうだろうか?

「ある社会がその構成員のいくらかの人々を閉め出すような場合、それは弱く脆い社会なのである」

現在においてもなお、日本では障害をもつ人の自由や権利が蔑ろにされ、平然と差別が行われている。
悲惨な事件も起き、その裁判の行方は大きな注目を集める。

本書は、主に障害者福祉施設等で働く職員に向けて書かれたものであるが、その周囲の人間、そして社会の一員である全ての人に向けられたメッセージでもある。

人権とは、尊厳とは何か。
今、私たちが改めて考えるべきことだろう。

『会いにゆく旅』(産業編集センター)

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森 まゆみ
『会いにゆく旅』(産業編集センター)


会いにゆく旅 [ 森 まゆみ ]

地域雑誌「谷中・根津・千駄木」の編集人としても知られる森まゆみ氏の、旅エッセイ第2弾。

一生ものを見つける、湯の町でのんびり、うまいものをさがす。

東北や九州、山陰など、様々な場所で出会った人、食、風景。

前作は『用事のない旅』。

特に目的のない旅も良いが、誰かが、何かが待っている旅も、また格別だ。

『上野先生、フェミニズムについてゼロから教えてください!』

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上野千鶴子、田房永子 著
『上野先生、フェミニズムについてゼロから教えてください!』(大和書房)


上野先生、フェミニズムについてゼロから教えてください! [ 上野 千鶴子 ]

2019年4月、東大の入学式における祝辞は衝撃的だった。
思えばあれば、日本におけるフェミニズムの潮流の一つの転換点だったかもしれない。

#metoo #KuToo など、現在は自然に語られることが増えたが、ついこの前まで、
女性たちは差別に耐え、言いたいことを我慢し、そしてそれが当然だと思わされてきた。

フェミニズムや女性の権利に関する本は数あれど、これほど痛快でわかりやすい本はなかなか無いかもしれない。
社会が如何に男性中心に作られてきたか、フェミニズムは決して女性だけのものではないこと。

数々の事例やエピソードを読めば、日本という国のおかしさに気付かないわけがない。

「フェミニストってなんか苦手」という人にほど、この本を読んでほしい。

いま私たちが暮らしている社会は、多くの声や行動によって少しずつ変えられ、形作られてきた。

マイノリティや力の無い人、虐げられている側の誰かが怒りや苦悩を表明し、態度に示すことで、
ようやく世間は動き始め、それまでの“常識”はズレていく。

声を上げたってなかなか変わらないのだから、声を上げて当たり前。
石を投げて当たり前なのだ。

『世界中からたっくさん!』(偕成社)

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マーク マーティン 著
偕成社編集部 訳
『世界中からたっくさん!』(偕成社)


世界中から たっくさん! [ マーク・マーティン ]

パリ、モスクワ、東京、カイロ、レイキャビーク……。
ガラパゴス諸島やアマゾンまで。

世界の様々な町や地域には、何かしらの「たくさん」がある。
それは自販機だったり、看板やチーズ、そして猫だったり。


世界の広さ、人々の生活、動物たちの生態。
自分が知らないことが、世の中にはたっくさんあるのを知ることは、とても豊かで楽しい。

南極にATMはいくつある?

『舌を抜かれる女たち』(晶文社)

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メアリー・ビアード 著、宮﨑真紀 訳
『舌を抜かれる女たち』(晶文社)


舌を抜かれる女たち [ メアリー・ビアード ]

歴史上、女性たちは公の場で語ることを封じられ、発言力のある女性は忌み嫌われてきた。

黙らせ、その言葉を軽んじ、男性が作り上げた社会、権力から切り離す。
「何を言ったか」ではなく、単純に「女性が発言した」ことに対して嫌がらせをする。

“ミソジニー”は、古代ギリシア・ローマの時代から、脈々と受け継がれてきた。

それは現代の西欧世界、そしてもちろん日本にも当たり前に存在している。

何も女性を特別扱いするのではなく、ただ同じ土俵が用意されるだけ。
制限を設けず、自由に競い、協力し、共に生きるだけ。

そんなシンプルなことが、なぜ出来ないのだろうか。

恥ずべき社会構造のせいで、一体どれだけの女性たちが、その能力を発揮することが叶わなかったのだろう。

口を噤むのは、もう終わりだ。

『おまつりをたのしんだおつきさま』(のら書店)

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マシュー・ゴラブ 文
レオビヒルド・マルティネス 絵
さくま ゆみこ 訳
『おまつりをたのしんだおつきさま』(のら書店)


メキシコのおはなし おまつりをたのしんだおつきさま [ マシュー・ゴラブ ]

昔々、お日さまとお月さまが、まだ別々の空に住んでいた頃のこと。

星たちの話を聞いて昼間の世界が羨ましくなったお月さまは、人々を誘ってお祭りをすることに。

たくさんのご馳走と飲み物、彩り豊かな飾りや音楽。
仮面を着け、晴れ着に身を包んで、いよいよお祭りの始まりです。

ところがお月さま、あんまり楽しくてついつい食べ過ぎ。
時間がわからなくなって、さあ大変です。


これはメキシコのオアハカ州に伝わる物語。

今でも人々は、朝の空にお日さまとお月さまが浮かんでいると「ゆうべはお月さまがお祭りをしていたんだね」と話すそう。

メキシコ美術の伝統とも言える壁画が、そのまま絵本になったような存在感。

『早稲田文学増刊号 「笑い」はどこから来るのか?』(筑摩書房)

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『早稲田文学増刊号 「笑い」はどこから来るのか?』(筑摩書房)


早稲田文学増刊号 「笑い」はどこから来るのか? [ 早稲田文学会 ]

ある時には多くの人が笑っていても、時代とともに“笑えない”ものになる。

「笑い」は社会や文化の影響を受けながら、常に変化してきた。そして近年は特に、その傾向が著しい。

見た目や人種、ジェンダー、下ネタ……。

誰かを傷つける、不快にさせるような「笑い」は、当然ながら笑うべきではないもの、もう許されないものになっている。

新しい時代のお笑いは、もっとスマートに、洗練されたものになっていくのだろう。

それにも関わらず、いまだに旧い価値観をアップデートできない人たち。そしてそんなネタが蔓延っている。

そんなの関係ねえ?

もう笑えませんから。

残念!

さくらももこ『ちびまる子ちゃん』を旅する(平凡社)

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さくらももこ『ちびまる子ちゃん』を旅する(平凡社)


さくらももこ 『ちびまる子ちゃん』を旅する(38) (別冊太陽 太陽の地図帖 太陽の地図帖) [ 太陽の地図帖編集部 ]

登場人物図鑑、印象的なエピソード、清水のまち紹介、89年のインタビュー再録。

吉本ばなな、泉麻人、中森明夫ほかによる、巻頭言やエッセイ。

このおかっぱ頭の女の子は、いかに日本中を席巻し、愛されてきたのか。きっと誰しもの心に、何かしらのセリフや場面が焼き付いているのではないだろうか。これほどまでに人の心を奪った小学三年生を、他には知らない。

さくらももこさんは永い旅に出た。だがその作品はいつも私たちの心の中にあり、きっと生き続ける。

昭和から平成、令和と時代は移っても、どこかの街角に、店先に、まるちゃんは今日も佇んでいるのだ。

『ねこなんて いなきゃ よかった』(童心社)

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村上 しいこ 作
ささめや ゆき 絵
『ねこなんて いなきゃ よかった』(童心社)


ねこなんて いなきゃ よかった (童心社のおはなしえほん) [ 村上 しいこ ]

ねこのももちゃんは天国へ行って、もう帰ってこない。
友達があんまり優しくしてくれるから、わたしは言った。

ねこなんて、めんどくさいだけ。毛だらけになるし、邪魔するし、はじめからいなきゃよかったって。

家に帰っても、ももちゃんは迎えに出てこない。

わたしが描いた似顔絵。
ご飯を食べてたお皿。
お気に入りのおもちゃやクッション。

全部そのまま残ってる。

晩御飯の時。
お父さん、お母さん、お姉ちゃん。
家族みんなで、ももちゃんのことを話した。

そうしたら思い出が次々に甦ってきて……。

『旅の断片』(アノニマ・スタジオ)

若菜晃子
『旅の断片』(アノニマ・スタジオ)


旅の断片 [ 若菜晃子 ]

メキシコ、キプロス、サハリン、スリランカ……。

あまり知られていない地域。
その国の人も行かないような地方。

そうした場所を訪れ、坂道を歩き、パンを買い、風の音を聞く。

特別な何かではなく、そんな些細なことから知り得たものを咀嚼して、生きる糧とする。

街角の断片、一瞬の記憶。

そうしたものが確かに、私たちの人生を形作っている。

まだ知らぬ自分と出会う旅。
どこか遠くへ出かけたい。

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『小さな幸せがみつかる世界のおまじない』(パイインターナショナル)

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亀井英里
『小さな幸せがみつかる世界のおまじない』(パイインターナショナル)


小さな幸せがみつかる世界のおまじない [ 亀井英里 ]

ドングリを身につける。
玄関先の見知らぬ黒猫は幸運のしるし。
バラの花と本を贈り合う。

世界各地で、今も暮らしに取り入れられている身近なおまじない。

風習や神話・迷信・宗教行事などと結びつき、おまじないは人々のそばに、当たり前のものとしてある。

なんと心を豊かにしてくれることだろうか。

亀井英里さんの美しいイラストは、眺めているだけで幸せを呼び込めそう。

「petit main」サイト〈1月のおすすめ絵本〉更新されました。

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子ども服ブランド petit main での絵本紹介、1月分が更新されました。

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今月は
『だるまさんと』(ブロンズ新社)
『ぽっぽこうくう』(佼成出版社)
『よあけ』(福音館書店)
の3点です。

よろしければご覧ください。

http://petitmain.jp/diaries/1%e6%9c%88%e3%81%ae%e3%81%8a%e3%81%99%e3%81%99%e3%82%81%e7%b5%b5%e6%9c%ac

『トラネコボンボンの365日 猫と世界どうぶつ記』

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中西 なちお 著
『トラネコボンボンの365日 猫と世界どうぶつ記』
(誠文堂新光社)


トラネコボンボンの365日 猫と世界どうぶつ記 猫が出合った動物たち [ 中西 なちお ]

セイウチ、ツキノワグマ、レッサーパンダ。
ムササビ、ウォンバット、ザトウクジラ。

陸や海、空。
遠い国の、サバンナやジャングル。
ごく身近な、野生。
既に絶滅してしまった、あるいもうすぐ会えなくなる。

そんな、世界中の様々な動物たちと猫が出合ったら。

ここに登場する動物のうち、私たちはどれだけを知っているだろうか。

日々を楽しむ暦であり、生態を載せた動物図鑑であり、そしてまた、1年間の愉快な冒険記でもある。

ページをめくる度、世界が広がる。
読まない理由が見つからない。

『75億人のひみつをさがせ!』(岩崎書店)

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クリスティン・ローシフト 著、枇谷玲子 訳
『75億人のひみつをさがせ!』(岩崎書店)


75億人のひみつをさがせ! [ クリスティン・ローシフト ]

5人家族が寛ぐ。
11人のサッカーチーム。
60人が参加する結婚式。
400人のデモ。
1,000人が彗星を見上げている。

そして、同じ地球に暮らす75億人。


どんな場所でも、どんな状況にあっても、一人一人に物語があり、そこに生きている。

もっともらしい理由があったって、奪われていい命なんて無い。
どの人生も誰かにとっては愛おしく大切で、代わりのいない存在なのだから。

悲しみは悲しみを呼び寄せ、憎しみは憎しみを生む。
たった一人分で完結することなんてない。

だから75億の人々は、それぞれに関わり合って、支え合って生きていかねばならないのだ。

探し絵を楽しみながら多様性を考える、ノルウェー発の絵本。



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