『紙の心』(岩波書店)

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エリーザ・プリチェッリ・グエッラ 著、長野徹 訳
『紙の心』(岩波書店)


紙の心 (STAMP BOOKS) [ エリーザ・プリチェッリ・グエッラ ]

「あなたの最初の手紙を読んだときから好きだった」。

図書室の本に挟まれた一通の手紙。
顔も名前も知らないまま文通を続けるうち、互いに想いを募らせるふたり。

やがて自分たち10代の少年少女が暮らす「研究所」に隠された秘密に気付いて……。

全篇が手紙で成り立つ「書簡体文学」は、瑞々しさに溢れながらも、どこか暗い影を感じさせる。
次第に「秘密」が明らかになるにつれ、その影はハッキリと姿を現す。
これはある意味でのディストピア小説だ。

読書家の著者だけに、古今東西の様々な名作が登場し、この世界に深みを与えてくれる。
文字通り本の間に挟まれて、物語の中を飛び回って楽しみたい。

透明感のある装画はカシワイ氏。

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『猫町』(かもがわ出版)

土井九郎 写真
『猫町』(かもがわ出版)


猫町 [ 土井 九郎 ]

少年時代を過ごした海辺の町。
半世紀を経て訪れてみると、あの頃とは違う、でも変わらない景色が待っていた。

慣れ親しんだ土地に、余所者の眼を持って。
ノラ猫たちを写す時、その距離感が背景や態度に表れる。

徳島県のある町の、猫のいる風景。

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『まなざしの力』(かもがわ出版)

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渡辺 考
『まなざしの力』(かもがわ出版)


まなざしの力 ヒューマンドキュメントの人々 [ 渡辺 考 ]

カズオ・イシグロ、檀一雄、ドナルド・キーン、加藤登紀子、中村哲……。

幸せあふれる優しい目。
怒りに満ちた目。
慈愛の目。
悲しみの目。
うつろな目。
諦念の目。

著者が出会った人々の眼は様々な色をたたえ、そこに映るのは、
心の声であり、呟きであり、叫びであった。

戦争や不条理な権力に翻弄された経験。

まなざしに宿った力と、その背後に広がる世界を綴ったエッセイ集。

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『不滅の哲学 池田晶子』(亜紀書房)

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若松英輔
『不滅の哲学 池田晶子』(亜紀書房)


不滅の哲学 池田晶子 [ 若松 英輔 ]

『14歳の哲学』をはじめ多くの傑作を遺し、2007年に46歳でこの世を去った“哲学の巫女”池田晶子。

その思考と思索を、批評家・若松英輔が解きほぐす。

彼女は「言葉」に何を見、何を込めたのか。
語られる「魂」「愛」「幸福」とは。

「苦難や危機に際して人が本当に必要とするものは、必ず言葉であって、金や物ではあり得ない。」(「暮らしの哲学」より)

「幸福になるために、幸福な心になるために、遠い先まで待つ必要なんかない。だって、君の心は、今ここにあるからだ。人生はもう始まっているからだ。」(「14歳の君へ」より)

書き下ろしの一篇「不滅の哲学」を加えた増補新版。
新たに命を吹き込む装画は、西淑によるもの。

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『HYGGEな子どもたち 自分を大切にする北欧の小さな幸せ習慣』(GB)

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Nina 著
『HYGGEな子どもたち 自分を大切にする北欧の小さな幸せ習慣』(GB)


HYGGEな子どもたち 自分を大切にする北欧の小さな幸せ習慣 [ NINA ]

誰かのことをもっと知る、誕生日に寄付をする、木々の匂いを感じる、週末にはピカピカになるまでありとあらゆる場所を掃除する……。

日常の何気ない幸せに感謝し、誰かとシェアすること。

自己肯定感が低く、競争ばかりして生きてきた著者が出会った、北欧の人々の考え方。

「いいところも悪いところも全部大好きだから、そのままでいいよ。」
「ぼくたち、ちゃんと考えられる大人になりたいんだ。」
「信じてるから、任せた!」

ありのままの自分でいることを“許す”。
それぞれがそれぞれの舞台で力を発揮する。

ここに書かれている習慣や態度、考え方は、幸せへの近道なのかもしれません。

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おおいじゅんこさんのサイン本、予約受付スタートします

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現在開催中の、おおいじゅんこ「絵本原画といろいろ展」は5日目。
間もなく折り返しです。

(明日8/18〜明後日8/19は連休ですのでお気を付けください。)

今回お越しになれない方のために、サイン本の通販を予約開始いたします。

絵本は全部で3点。
貴重な機会ですので、ぜひご利用ください。

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ご注文はこちらからどうぞ〓️
https://bit.ly/2Y3WkSI

「BOOK ARTS AND CRAFTS」VOL.5特集〈校正とは〉

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本づくり協会会報誌「BOOK ARTS AND CRAFTS」入荷しています。
最新VOL.5の特集は〈校正とは〉。

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フリーランス校正者・牟田都子さんの、仕事の流れと辞書との付き合い方。
烏有書林・上田宙さんによる、詩の校正や校正記号の話。

専門書では無いのでボリュームも程よく、勉強になります。

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普段はあまり表に出ることのない、けれど欠かすことの出来ない「校正」の仕事。
ご興味ある方はぜひご覧ください。

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工場探訪では、製本道具づくりの現場へ。
竹の老舗、東洋竹工を訪ねます。

新連載として、美篶堂の創業者・上島松男物語も始まりました。

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「BOOK ARTS AND CRAFTS」の取り扱いは初めてですが、
ご希望があれば、以下のバックナンバーvol.2~vol.4の取り寄せも可能です。
お声掛けください。

2017年 vol.2 特集 一篇の詩のために、文字をつくる
詩人 谷川俊太郎さん × 書体設計士 鳥海修さん


2018年 vol.3 特集 本と街
◯ 神保町/たったひとりのための本を売る街【かげろう文庫】佐藤龍さん × 嘉瑞工房 髙岡昌生さん 
◯ 国分寺/半径5メートルでの本づくり【胡桃堂喫茶店】
◯ 金沢/亀の歩みで、信じた本だけ【龜鳴屋】
◯ インド・チェンナイ/本のよさを改めて感じるハンドメイド本【タラブックス】

  特集2 一篇の詩のために、文字をつくる【後編】書体設計士 鳥海修さん


2019年 vol.4 特集 『本をつくる』を、つくる
◯ 編集者対談【河出書房新社 高野麻由子さん × 編集者 永岡 綾さん】
ふたりの編集者で力を合わせて本の可能性を広げる
◯『本をつくる』とデザイン【グラフィックデザイナー 守屋史世さん】
職人の「素直」な仕事を追った本を「素直」にデザインする
◯『本をつくる』刊行記念展【森岡書店 森岡督行さん】

https://www.honzukuri.org/

『暗い世界 ウェールズ短編集』(堀之内出版)

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河野真太郎 編
『暗い世界 ウェールズ短編集』(堀之内出版)

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ウェールズ文学と言われて、何を想像するだろうか。
そもそも具体的な作家や作品名を挙げることができる人が、日本にどれくらいいるだろう。

イギリスの「一地方」であり「国」「地域」とも言えるその場所に対し、明確なイメージを持っている人は、決して多くないはずだ。

ならば、文学を入り口にして、その場所の魅力を知り、学ぶのはどうだろうか。

ところが本書の編集方針は、ウェールズの歴史とその文学の歴史を、バランスよく過不足なく伝えることは「最初から放棄し」、普遍的な面白さを持っているものを選ぶ、というもの。

その意味でここに収録された5作品には、ウェールズ固有の何かがあるわけではない。あくまで私たちにとっても身近な話、共有され得る共感だ。

その一方で、それぞれの作品には、やはりウェールズという土地ならではの質感や香りが立ち現れる。

炭鉱、戦争、女性、日常。
ウェールズに根差した、5編の物語たち。

知らなかった、新しい世界。

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「petit main」サイト〈8月のおすすめ絵本〉更新されました。

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子ども服ブランド petit main での絵本紹介、8月分が更新されました。

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今月は
『かにこちゃん』(くもん出版)
『こぐまちゃんのみずあそび』(こぐま社)
『やすみのひ』(ブロンズ新社)
の3点です。

よろしければご覧ください。

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『不安な時代の家計管理』(すみれ書房)

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林 總
『不安な時代の家計管理』(すみれ書房)


不安な時代の家計管理 [ 林總 ]

「急に収入が減った人」
「いまはまだ大丈夫だが、先行きの収入不安を抱えている人」

不安の源は、先が見えないことだ。

どんなにお金が無くても、正しい数字を把握すると、必ず光が見えてくる。


ピンチを乗り切るための具体的なやり方をレクチャー。

収入を増やし、満足度の高い人生を送るためのアドバイスも。

落ち着いて、知的に、行動を。
いますぐできる実践とヒント。

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『こぼれおちるからだたち』(works-m.books)

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三浦宏之
『こぼれおちるからだたち』(works-m.books)

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「身体」をモチーフにした展示を各地で開催してきた著者による、言葉とからだ論。

ダンサーや俳優にとっての、言葉とはどのようなものか。

対談やインタビューという形のダイアローグ、書き下ろしによるモノローグ、実際のクリエーションに使用されたテキスト。それら三つの章によって構成される、対話・言葉・活字という三要素から、ひとつのからだが浮かび上がってくる。

「からだの備わっていない言葉」と「言葉の備わっていないからだ」が目につく今、私たちに求められているのは想像力だ。

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『まなちゃんはおおかみ』(偕成社)

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【サイン本入荷しました】

種村有希子
『まなちゃんはおおかみ』(偕成社)


まなちゃんはおおかみ [ 種村有希子 ]

もうすぐ、おゆうぎ会。
すみれ組は「おおかみと7ひきのこやぎ」の劇をすることになりました。

背の高いまなちゃんは、おおかみ役に選ばれますが、練習でも黙ったままです。

一方、からだのちいさなかいくんは、強くてかっこいいおおかみ役がやりたくてたまりません。

「えー!ぼくがおおかみやりたい!」。

子どもたちの感情を繊細に描きます。


種村有希子さんのサイン本が入荷しました。

〓️ https://hiruneko.thebase.in/items/32370571

『四畳半タイムマシンブルース』(KADOKAWA)

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森見登美彦 著/上田誠 企画・原案
『四畳半タイムマシンブルース』(KADOKAWA)


四畳半タイムマシンブルース [ 森見 登美彦 ]

あの名作『四畳半神話大系』の世界に、タイムマシンがやって来た?

炎熱地獄と化した真夏の京都。学生アパート唯一のクーラーのリモコンが壊れてしまった。

そこに現れたのは、未来からやって来たという男子学生。

人生初の有意義な夏を過ごすため「昨日」へと向かうが、なぜか世界が消滅の危機を迎えてしまい……。


森見登美彦の初期代表作のひとつでアニメ版にもファンが多い『四畳半神話大系』。

ヨーロッパ企画の代表であり、アニメ版『四畳半神話大系』『夜は短し歩けよ乙女』『ペンギン・ハイウェイ』の脚本を担当した上田誠の舞台作品『サマータイムマシン・ブルース』。

おなじみの登場人物たちが駆け回る、ファンにはたまらない暑くて熱い魅惑のコラボ。

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『ねんねこ』(小学館)

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ザ・キャビンカンパニー
『ねんねこ』(小学館)


ねんねこ [ ザ・キャビンカンパニー ]

夜になっても眠くならない子猫ちゃん。

「それなら ママと ゆめの なかで あそびましょ」
「ゆめの なかでね まちあわせするの」

空や海、動物園に秘密基地……。
空想の世界を自由奔放に飛び回ります。

ザ・キャビンカンパニーの豊かな色彩が目と心を惹きつけ、絵本の中に誘い込まれてしまいそう。

ねんねこ ねんねこ おやすみ おやすみ。

https://hiruneko.thebase.in/items/32111541

『あなたがいてくれたから』(パイインターナショナル)

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コビ・ヤマダ 文、 ナタリー・ラッセル 絵、高橋 久美子 訳
『あなたがいてくれたから』(パイインターナショナル)


あなたがいてくれたから [ コビ・ヤマダ ]

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一緒に笑い、泣き、励ましてくれた
あなたがいなければ
きっと今の私はいなかったでしょう。
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あなたがいてくれたから 私は考えることが好きになりました

あなたがいてくれたから 自分が思うよりずっとたくさんのことができるのだと気づきました

あなたがいてくれたから チャレンジすることは楽しいとわかりました

あなたがいてくれたから……


家族、友だち、恋人、先生や先輩。
新しい世界を切り開き、進んでいく時に力をくれた人たちへ。

愛と感謝を込めて贈ります。

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『ほんとうのリーダーのみつけかた』(岩波書店)

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梨木香歩
『ほんとうのリーダーのみつけかた』(岩波書店)


ほんとうのリーダーのみつけかた [ 梨木 香歩 ]

同調圧力、群れ、言葉の形骸化、「日本すごい」、批判精神。

一時間足らずで読めてしまえるこの小さな本に、著者の大きな覚悟を感じる。

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大きな容量のある言葉を大した覚悟もないときに使うと、マイナスの威力を発揮します。「今までに例のない」「いまだかつてない」「不退転の(決意で)」などなど、実際はそれほどのことでもないのに大袈裟な言葉を使うと、実態との間に隙間ができるのです。そこにヒューヒュー風が吹き荒んで、虚しさを掻き立てる。言葉が、張子の虎のように内実のないものになってしまう。
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本書のメイン部分は、2015年に書店で行われた、若い人向けのトークセッションが元になっている。

だが、状況はその時よりもますます悪くなった。

世界中がまさに未曾有の事態に直面している今、本当の言葉を語れるリーダーが、残念ながら日本には見当たらない。

そう、確かにこの本は、今読まれねばならなかったのだ。

これからの社会を作っていく若者はもちろん、この社会を今変えるべき大人たちに。

君たちはどう生きるか。
僕は、そして僕たちはどう生きるか。

息苦しさが増すこの時代、あなたが耳を傾けるべき存在は、決してどこかを探せば見つかる訳ではない。もっと身近なところにいる。

「チーム・自分」。

これほど心強いものは無い。

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