『猫と五つ目の季節』『ひなたのねこ』

東京・谷中の本屋ひるねこBOOKSです。

先日当店にもお越しくださった、音楽家・山田稔明さんのカレンダー。
店主の脇に飾ってあるのにお気づきでしょうか?

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4月はこちら。朝これを見て、すごく明るい気持ちになりました。
この公園はきっとあそこですね。
今日はどんよりとした空模様でしたが、明日はきっとこんな風景が楽しめるでしょう。
春はすぐそこ。

山田さんの書籍も引き続き販売中です。ぜひ。





☆当店のwebショップはこちら
http://hiruneko.thebase.in/items/5936718
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『まだかな まだかな』(偕成社)

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伊藤正道『まだかな まだかな』(偕成社)


まだかな まだかな [ 伊藤正道 ]

星の王子さまを思わせるこの本の主人公は星のおじいさま。
あの王子が歳をとったというわけではありませんよ。

遠くに輝く黄色い星。
そこに暮らすおじいさんは、かわいい形の種をたくさん持っていました。
種を蒔いて水をやると、あら不思議。
プリンやケーキ、キャンディーなど、おいしい実のなる草木が生えてきました。

噂を聞いてたずねてきた動物たちも、おじいさんからもらった実を食べて種を蒔いてみます。
たまごや食パン、ソーセージ。
動物たちの大好きな実が次々に生まれ、星はすっかり草と木に覆われます。

ただ一つ、なかなか芽を出さない種がありました。ある日ついに生えてきたのは……。

私たちが見聞きするお話のタネの起源は、実は遠い星にあったのか?
種を蒔き続けること。それを分け与えて、また別の場所で芽を出すこと。


シンプルなお話とイラストながら様々なことを考えさせられる1冊。

上質な映画や短編アニメーションを観た後のような、心地よい余韻に浸ります。

イラストレーター、絵本作家として幅広く活躍した伊藤正道さんの名作。
22年ぶりの復刊です。

『まだかな まだかな』

東京・谷中の本屋ひるねこBOOKSです。

伊藤正道『まだかな まだかな』(偕成社)


まだかな まだかな [ 伊藤正道 ]

星の王子さまを思わせるこの本の主人公は星のおじいさま。
あの王子が歳をとったというわけではありませんよ。

遠くに輝く黄色い星。
そこに暮らすおじいさんは、かわいい形の種をたくさん持っていました。
種を蒔いて水をやると、あら不思議。
プリンやケーキ、キャンディーなど、おいしい実のなる草木が生えてきました。

噂を聞いてたずねてきた動物たちも、おじいさんからもらった実を食べて種を蒔いてみます。
たまごや食パン、ソーセージ。
動物たちの大好きな実が次々に生まれ、星はすっかり草と木に覆われます。

ただ一つ、なかなか芽を出さない種がありました。ある日ついに生えてきたのは……。

私たちが見聞きするお話のタネの起源は、実は遠い星にあったのか?
種を蒔き続けること。それを分け与えて、また別の場所で芽を出すこと。


シンプルなお話とイラストながら様々なことを考えさせられる1冊。

上質な映画や短編アニメーションを観た後のような、心地よい余韻に浸ります。

イラストレーター、絵本作家として幅広く活躍した伊藤正道さんの名作。
22年ぶりの復刊です。

『団地のはなし』『心地よさのありか』

東京・谷中の本屋ひるねこBOOKSです。

東京R不動産『団地のはなし』(青幻舎)


団地のはなし [ 東京R不動産 ]

そういえば団地というものに縁がない人生でした。
今まで住んだのは、戸建てか一人暮らしをした小さなマンション。
外から見るとどこか画一的で温度が感じられなかった団地には、実はほどよい距離感と共同体のもつ味わい、未来の暮らしのヒントがありました。

この団地には最果タヒ、ジェーン・スー、菊池亜希子、松田青子など、今をときめく女性作家/クリエイター8人の才能が集います。小説、詩、漫画、インタビューなど。想像力をかき立てられる、そんな不思議な魅力が団地にはあるのでしょう。これは間違いないく面白いです。

さらにアートディレクションは大島依提亜。なんともステキな装丁です。
ぜひお手に取ってご覧ください。


●小川奈緒/小池高弘『心地よさのありか』(パイインターナショナル)


心地よさのありか [ 小川奈緒 ]

小川奈緒さんの綴る文章にはいつでも自然と背筋が伸びます。同時に優しく温かく包まれる感じも。そしてそこに寄り添う小池高弘さんのイラストにふっと気持ちが軽くなります。

それはきっと2人が“心地よい人”だからでしょう。
衣食住に「心地よさ」を求めるとき、それは外側にはなく、その種は自分の中にあるのです。

作品集『sketch』も引き続き販売中です。
明日からの日々に彩りをもたらしてくれる、そんな言葉と絵をお守り代わりにいかがですか?

『不思議の国のアリスWith artwork by 草間彌生』

東京・谷中の本屋ひるねこBOOKSです。

最新刊ではありませんが。

『不思議の国のアリスWith artwork by 草間彌生』(グラフィック社)


不思議の国のアリス [ ルイス・キャロル ]

ページをめくるたびに「ヒャー」となります。
これほど美しく興奮に満ちた〈アリス〉があるでしょうか。
それはきっと草間彌生さんご自身が、このワンダーランドを旅してきたからだと思います。
イラスト、レイアウト、タイポグラフィー。すべてが圧倒的。呼吸を忘れます。刮目です。

先日六本木の国立新美術館に行った際、「草間彌生 わが永遠の魂」グッズ売り場の行列に目をみはりました。でもこの世界の虜になる気持ち、今ならわかります。

ファンならずとも一見の価値あり。
できることなら折に触れて本書を手に取り、ワンダーランドに迷い込みたい。

『でんしゃがきました』『ちかてつライオンせん』

東京・谷中の本屋ひるねこBOOKSです。

楽しみにしていた新刊絵本が入荷しました。
この2作を同時に紹介できるのは幸せです。

『でんしゃがきました』(童心社)


でんしゃがきました [ 三浦 太郎 ]

サラダ駅、パフェ駅、さびぬき駅……?
どうぶつたちのもとにやって来るのはどんな電車かな?

名作『バスがきました』から10年。
可愛らしさはそのままに、電車ならではのダイナミックさも加わり、さらに楽しめる絵本になりました。
乗り物、どうぶつ、食べ物。
子どもたちの好きなものばかり、男の子も女の子もお気に入りの一冊になるでしょう。
三浦太郎さんの遊び心がふんだんに盛り込まれ、親子で夢中になること間違いなし。
子どもたちの喜ぶ姿が目に浮かびます。

できるなら終点に着かないで、ずっと走っていてほしい。
でも終わりの終わりまで最高です。



『ちかてつライオンせん』(パイインターナショナル)


ちかてつライオンせん [ サトウマサノリ ]

こちらも動物たちが主役。でもキュートさのカケラもありません。
なにしろ「じゅんびはいいか?」「またせたな」ですから。
数々のトラブルにめげないライオン駅長がステキです。

生き生きとした表情、構図や色味、オーソドックスという枠にはまらない意外な展開、最後のオチ。
絵本界にまた輝かしい才能が花開きました。
昨年銀座のギャラリーで作品を拝見してからずっと気になっていたサトウマサノリさん。
めでたく今作でデビューを飾りました。
6月に当店で原画展を開催いたします。
ワクワクが止まりません。どうぞお楽しみに。

『マロンちゃん カレーつくってみよう! 』

東京・谷中の本屋ひるねこBOOKSです。

『マロンちゃん カレーつくってみよう! 』(文溪堂)


マロンちゃん カレーつくってみよう! [ 西村敏雄 ]

いつもげんきなマロンちゃん。
「あ~ おおきく なったら レストランの シェフに なって、いろんな おりょうりを つくりたいな~」

マロンちゃんとオジーさんは、早速カレーを作ることにしました。
たまねぎ、にんじん、じゃがいも、にく、カレールウを買いに行ったマロンちゃん。
でも呼び込みにつられて、ついついパンやスパゲッティまで買ってしまいます。

コトコト コトコト コートコト
グツグツ グツグツ おいしくな~れ!


出来上がったカレーを2人はおなかいっぱい食べました。
そこへご近所さんたちがやってきます。
でも大変です。もうお米がありません!
そこでオジーさんが考えたのは……。


西村さんのイラストは、いつも楽しさに満ちています。
みんなの顔を見ていると、料理をすること、食べることの楽しさと豊かさを感じます。

和菓子もパンも、和食もイタリアンも中華料理も、
自由に選べることの幸せを守っていかねばなりませんね。
どの営みも等しく愛おしいはずです。

さてちょうど本日、西村さんが来店されたので、早速サインをお願いしました。
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日本一早いサイン本です。
何しろご自身で「こんな顔であってたかな」と確認しながら描いていましたから!

限定です。どうぞお早めに!

『レンズの下の聖徳太子』『沈黙と美』

東京・谷中の本屋ひるねこBOOKSです。

本日の新刊入荷です。
少し毛色の変わった本を仕入れてみました。
(店主が興味があるだけなのですが)
気になったらぜひ。

●赤瀬川原平『レンズの下の聖徳太子』(銀河叢書)


レンズの下の聖徳太子 [ 赤瀬川原平 ]

インクや鉛筆、ベニヤ板、ゴム風船……。様々な匂い、その手触り。
閉じ込められた時代の空気や熱気にむせ返りそうです。
伝説の「千円札裁判」、彼が目指したものとは。
モノがモノとしての存在感をもつこと。そこに確かにある質感。
ウソや言い訳、虚飾にまみれた今の世で「ホンモノ」とは何か。
そんなことを考えます。


●マコト フジムラ『沈黙と美』(晶文社)


沈黙と美 [ マコト フジムラ ]

日系アメリカ人のマコト フジムラ。
現代美術家として、また9.11以降の様々な活動でも知られるクリスチャンの著者は、
遠藤周作の『沈黙』に大きな影響を受けました。
『沈黙』は日本の美術、文化とどう関わり、何を生み出したのか。
踏み絵、信仰、神の声、赦し、とは。
重く深い、思索の旅。

【新刊入荷】『レンズの下の聖徳太子』『沈黙と美』

東京・谷中の本屋ひるねこBOOKSです。

本日の新刊入荷です。
少し毛色の変わった本を仕入れてみました。
(店主が興味があるだけなのですが)
気になったらぜひ。

●赤瀬川原平『レンズの下の聖徳太子』(銀河叢書)


レンズの下の聖徳太子 [ 赤瀬川原平 ]

インクや鉛筆、ベニヤ板、ゴム風船……。様々な匂い、その手触り。
閉じ込められた時代の空気や熱気にむせ返りそうです。
伝説の「千円札裁判」、彼が目指したものとは。
モノがモノとしての存在感をもつこと。そこに確かにある質感。
ウソや言い訳、虚飾にまみれた今の世で「ホンモノ」とは何か。
そんなことを考えます。


●マコト フジムラ『沈黙と美』(晶文社)


沈黙と美 [ マコト フジムラ ]

日系アメリカ人のマコト フジムラ。
現代美術家として、また9.11以降の様々な活動でも知られるクリスチャンの著者は、
遠藤周作の『沈黙』に大きな影響を受けました。
『沈黙』は日本の美術、文化とどう関わり、何を生み出したのか。
踏み絵、信仰、神の声、赦し、とは。
重く深い、思索の旅。

『おじさんとつばめ』(ニジノ絵本屋)

東京・谷中の本屋ひるねこBOOKSです。

春分の日、いよいよ春ですね。
そろそろツバメの姿を見ることができるでしょうか。
最近は都内で見られるツバメの数が少なくなっているそうです。
彼らにとって暮らしにくい環境になりつつあるのかもしれません。

まつどふみこ『おじさんとつばめ』(ニジノ絵本屋)

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当店のある東京・台東区。
同じ区内でも谷中とはまた雰囲気が異なりますが、舞台となったこの町では、地域住民が協力しながらツバメの子育てを見守っているそうです。
そんな下町のとある自動車整備工場のおじさんとツバメとの交流を描いた実話絵本です。

自分の育った付近に戻ってくること、わざわざ人間の近くを選ぶこと、なんだかとても愛おしくなります。
次にツバメに会った時には、「おかえり」と声をかけたくなりますね。

日本語と英語、バイリンガル絵本としても楽しめます。

『東京の夜のよりみち案内』

東京・谷中の本屋ひるねこBOOKSです。

届きました!
福井麻衣子『東京の夜のよりみち案内』(G.B.)


東京の夜のよりみち案内 [ 福井麻衣子 ]

この表紙を見て、ハッとした方も多いかもしれません。
そうです、当店並びのコーツトカフェさんが表紙なんです。

大好きなコーツトさんが表紙だなんて、嬉しいと同時にとても感慨深いものが。

フード、ドリンク、音楽や内装、そしてもちろん店員さん。
何をとっても素晴らしいお店です。
雑貨や焼き菓子なども販売していますし、展示やイベントも定期的に開催。
いつも刺激をいただき、一緒に楽しいことも企画しています。

当店のお客様や作家さんも、ひるねこ~コーツトというコースが定着していますね。

もちろん昼間にのんびりもオススメですが、夜はより一層素敵な雰囲気に。

本書には、そんな帰り道に立ち寄りたい東京のスポットが多数紹介されています。
カフェはもちろん、バーや銭湯、本屋や図書館、美術館にバッティングセンターも!

今日の疲れを癒し、明日への元気をもらえる魅力的な“よりみち”にぜひお出かけください。
1日がますます楽しくなりそうです♪

たまには夜ふかし、いかがでしょう?

松浦弥太郎さん新刊2点入荷

東京・谷中の本屋ひるねこBOOKSです。

開店当初から人気の、松浦弥太郎さんの新刊2点が入荷しております。

『「自分らしさ」はいらない くらしと仕事、成功のレッスン』(講談社)


「自分らしさ」はいらない くらしと仕事、成功のレッスン [ 松浦 弥太郎 ]

自分らしいこと、そうでないこととは一体なんだろう。
そのこだわりを一旦手放して懸命に歩んだ道がやがて「自分らしさ」になる。
なんでもできる、という自由は可能性を力強く押し広げてくれる。
頭ではなく心で考えること。心を動かすこと。


『自分で考えて生きよう』(中央公論新社)


自分で考えて生きよう [ 松浦弥太郎 ]

料理のこと、仕事のこと、お金や持ち物のこと……。
日々をより良く、楽しく過ごすための工夫とコツ。
当たり前のことを再確認し、新たな視点に目を開かされる。
ありがちな押しつけがましさのない“後味のよい”本は、穏やかに生きるためのヒント集。
開いたページに心を動かされる。

春ははじまりの季節でもあります。
新たな生活の指標の一つとして、松浦さんの言葉を大切にしたいと思います。

3/11新刊紹介『毎日っていいな』『ついに、来た?』『混ぜて焼くだけ19時からの満足焼き菓子』

東京・谷中の本屋ひるねこBOOKSです。

3月11日。変わらず本を届けられることに感謝の思いです。
一冊、一文、一語でも誰かの心に響き、明日への希望となりますように。私たちの暮らしを脅かすものに抗う力となりますように。そんな思いをもって、本をつないでいきます。

新入荷から連日の紹介です。

●吉本ばなな『毎日っていいな』(毎日新聞出版)


毎日っていいな [ 吉本ばなな ]

ばななさんの好きな人やモノ、場所。
素敵な思い出が今日を生きる糧になるように、ここに散りばめられた日々のカケラが、私たちを幸福にします。
他人からすれば些細なことでも、自分にしかわからない喜びであっても、それがあれば暮らしは楽しく続いていきます。
毎日っていい。愛おしい本。


●群ようこ『ついに、来た?』(幻冬舎)


ついに、来た? [ 群ようこ ]

認知症、介護、デイサービス……。誰もが避けて通れない親たちの老いの問題を、著者らしいユーモラスな文体で綴ります。
「母、出戻る?」「義父、探す?」「父、行きつ戻りつ?」などの連作小説には、切実さとともに群さんの優しい視線も見え隠れ。
少しだけ心が軽くなるかも。


●吉野陽美『混ぜて焼くだけ19時からの満足焼き菓子』(講談社)


混ぜて焼くだけ19時からの満足焼き菓子 人気店の味を簡単にアレンジ [ 吉野 陽美 ]

西荻窪の人気焼き菓子店「Amy's Bakeshop」のレシピを再現。
〈美味しいものを心底欲するのは疲れたときが多い〉そんな思いに応えるように、作り始めから60分で完成するものばかり。
身近な材料で気軽に作れるのも◎
早速今夜あたりからいかがでしょうか?

3/10新刊入荷『野菜』『そのままのキミがすき』『インスタント・ジャーニー』

東京・谷中の本屋ひるねこBOOKSです。

●細川亜衣『野菜』(リトル・モア)


野菜 [ 細川 亜衣 ]

たけのこの春巻き、そら豆わんたん、キャベツのケーキ……
野菜の美しさ、美味しさをふんだんに表現した1冊。
この本の楽しみはレシピだけでは終わりません。
ひとさらにまつわるエッセイもたまらなく食欲をそそります。
目も口も脳も、ほろほろと涙を流して喜びそう。
野菜好き、至福です。


●きむら ゆういち 『そのままのキミがすき』(あすなろ書房)


そのままのキミがすき [ きむら ゆういち ]

寝起きのグシャグシャな頭でも、穴のあいた靴下や汚れたクツをはいてても、いつもドジばかりしてても、敬語を知らなくても、枝毛が多くても。
そのままのキミでいいんだよ。
キミがすきだから。

誰かを愛おしく思える幸せ。
高橋和枝さんの絵がまたなんとも良いです。
ホワイトデーの贈り物にも。


●田丸雅智『インスタント・ジャーニー』(実業之日本社)


インスタント・ジャーニー [ 田丸雅智 ]

ペルー、北欧、ナミブ砂漠、セーヌのほとり……
ページを開くそのたびに読者は様々な場所に立たされます。
終りまで行くと必ず最初に戻りたくなる、約5分の短い旅。
そうして繰り返される旅の間を、ずっと漂っていたい。
ショートショートの名手による、終わりなき旅の物語。

小津夜景句集『フラワーズ・カンフー』

東京・谷中の本屋ひるねこBOOKSです。

南フランスから素敵な句集が届きました。

小津夜景句集『フラワーズ・カンフー』(ふらんす堂)


フラワーズ・カンフー [ 小津夜景 ]

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明るい太陽や色とりどりの花々、海の香りといった、彼の地の空気が漂ってきます。

そこに並ぶ言葉たちは、時に小気味良く胸を打ち、時に難解な姿で頭のなかを飛び回ります。
そのいずれもが鮮やかに情景を浮かび上がらせ、17文字という有限の世界から、無限の世界へと私たちを解き放つ。

この本のために購入したというフォントも可憐で、言葉の純度を際立たせます。

文字も言葉も装幀も、すべてが美しい。
何度も何度も繰り返し味わって、目に頭に心に刻みつけたい。
そんな1冊です。

著者である俳人・小津夜景さんは、1973年北海道生まれ。現在、南フランスにお住まいです。
昨年ご来店の際に当店を気に入ってくださったそうで、この度ご連絡をいただきました。
このようにしてご縁が広がっていくことがとても嬉しく、光栄です。

四六判ソフトカバー装
160頁

装画:しおたまこ 
装幀:和兎

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『寝てもさめても猫と一緒』『佐野洋子 あっちのヨーコ こっちの洋子』『発光』

東京・谷中の本屋ひるねこBOOKSです。

『寝てもさめても猫と一緒』(河出書房新社)


寝てもさめても猫と一緒 [ 熊井 明子 ]

赤ん坊の頃の猫との出会いは理想的なものだった― 名作『私の猫がいない日々』などの文章に、最新の猫との暮らしを付加。
猫を愛し、生かされ、時には悲しみに打ちひしがれる。常に傍にいるからこその“毛皮をまとった天使”との哀感の日々。時代とともに変化する猫模様も。


『佐野洋子 あっちのヨーコ こっちの洋子』(平凡社)


佐野洋子 あっちのヨーコ こっちの洋子 [ オフィス・ジロチョー ]

児童書業界に入ったのは『100万回生きたねこ』が一つのきっかけ。だから佐野さんは特別な作家。
本を開くと知らなかった姿が次々と立ちあらわれてくる。『おじさんのかさ』未発表イラストは必見。判型よりもずっと大きく強く迫る彼女の絵に、言葉に、包まれる。


『発光』(東京書籍)



発光 [ 坂口 恭平 ]

2011年の震災時に新政府を立ち上げた坂口恭平。その膨大な、連綿と続く言葉は確かな光を持っている。
「言葉は腐る。腐ると発酵する。発酵すると言葉がさらに光るキノコみたいに発光しはじめる」
書くことで生きることを支える。全身から光を放つ彼の叫びは、いまの世を覆う暗い雲を切り裂くか。