HAGI ART|ぼくのじかん、わたしのじかん


ぼくのじかん、わたしのじかん

6月16日[火]− 7月19日[日]

突然やってきた、おうちで過ごす長い長い時間
きっといつもより絵を描く機会も多かったのではないでしょうか。
お父さんお母さんと一緒に手を動かしたり、 小さな手が動く先を間近でじっくりと眺めたり。
「ぼくのじかん、わたしのじかん」は、 谷中周辺に住むご家族にお声がけし、この数ヶ月で描いた子どもたちの絵を集めました。
ぼく、わたしが選ぶ一枚や、お母さん、お父さんが好きな一枚が集まりました。
こどもたちの絵にはどんな時だって、希望がつまっている。
長い長い自粛生活の中で、みんなが描いてきた世界。 ぜひごゆっくりご覧ください。

菅野明子・染谷篤志作品展

7月になりまして、もう5日です。「りんごや」では昨日から菅野明子さんの絵画と染谷篤志さんの写真展が始まっています。その時々の風や空気や気持ちを絵に表す菅野明子さん、メッセージある力強い写真で語り掛けてくる染谷篤志さん、お二人は宮城県仙台在住で東日本大震災以降、絵画や写真を通してたくさんの発信をしてこられました。今回は、図らずも世界中がコロナ禍に見舞われる中での展示となり、今考えていきたい気持ちを表してくださいました。どうぞご事情の許す方にはお立ち寄りいただき、見ていただけたら幸いです。15日水曜日まで、木曜日と金曜日はお休みです。13時〜19時です。

『生きる はたらく つくる』(つるとはな)

東京・谷中の本屋ひるねこBOOKSです。

皆川明 著
『生きる はたらく つくる』(つるとはな)


生きるはたらくつくる [ 皆川明 ]

初の直営店をスタートさせた時、残高は5万円、借金は500万円だった。

「ミナ ペルホネン」というブランドは如何にして生まれ、ここまで愛されたのか。

スポーツに夢中の子ども時代、フィンランドとの出会い、独立。

自分自身を重ねながら読み進めた。

ゼロから何かを生み出すことの難しさ。
そして「つくること」「はたらくこと」の価値。

生きることの喜び。

「お客さまとのシーズンごとに終わる緊張関係ではなく、いつまでも変わらない、安定した親密な関係を結びたいと考えたのだ」。

https://hiruneko.thebase.in/items/31186284

『ここは』(河出書房新社)

東京・谷中の本屋ひるねこBOOKSです。

最果タヒ 文、及川賢治(100%ORANGE) 絵
『ここは』(河出書房新社)


ここは [ 最果 タヒ ]

ここはお母さんのひざの上。
テレビの前でもあって、空の下でもある。

視点や角度を変えれば、どこにいる誰だって、何かの一部で真ん中だ。

美しい地球、安全なまち、安心できる居場所。

今あなたのいる「ここ」は、どんな風に見える?

https://hiruneko.thebase.in/items/31209629

2020年6月7日[日]配信「不忍ブックストリーム」(復活第6回)まとめ

更新がすこし滞りましたが「不忍ブックストリーム」2020年6月7日[日]

配信分のまとめをお届けします。

お時間のある方は、配信アーカイブでご視聴いただけます。

☞ https://www.youtube.com/watch?v=dvWJOg0VS6s&feature=youtu.be

 

【6/7 復活第6回 不忍ブックストリーム 南陀楼さんの一週間♬】

◎緊急事態宣言が解除され、人出が戻ってきたが、すぐに東京アラート。

トンブリンさんももうすぐリモートワークが終わりそうです。

◎自炊がふえた南陀楼さん、ロバートの〈馬場ごはん〉動画がお気に入り。

簡単にできるのがよい。「ネギはキッチンバサミで切ればいいんだ」…

「えっ?それは前からそうですよ」…とトンブリンさん。世の中のデフォルト

はどっちなのか。

池之端・古書ほうろうさんが営業再開した。2月に古書ほうろうさんにひき

とってもらった南陀楼さんの本が書棚に。手放すかどうか迷った尾崎一雄の本

も並んでいます。

不忍ブックストリート実行委員だった、音の台所さん。『くもこちゃん』を

七月堂さんから出版しました。沖縄・首里を舞台にした本。古書ほうろうさん

で取り扱っています。

◎京都の徳正寺で発見された「十二歳のスペイン風邪 大伯母の百年前日記」。

スペイン風邪流行当時の女子学生の日記。日常のなかに、スペイン風邪の死が

入りこむ様子が、季村敏夫個人誌『河口から』に一部抜粋で掲載され、話題に。

一部抜粋は問合せ多数だったようですが、こんご、その日記を書籍化する予定も

あり。期待です。

◎その日記を発見した扉野さん(徳正寺住職)が出している『ウィークリー・

コロナ』。会えなくなった2つの家族がつくる新聞。(2号まで発刊)京都の

メリーゴーランドで扱いがあるようです。☞ https://www.mgr-kyoto2007.com/

 

【特集「本に導かれて」への投稿ご紹介♬】

◎『井上洋介 木版東京百画府』

東京の東側をくまなく歩き続けた井上洋介の風景が、実際の風景を見るとき

にも蘇る。井上洋介さんは2016年没。草森伸一の装丁・イラストでも知られ

る。(吉上智子さん)

◎棚田嘉十郎の本を見た後に尋ねたお寺で棚田嘉十郎さんのお墓に遭遇。棚田

嘉十郎は平城宮の保存に尽力した植木職人。彼なくしては、現在の平城宮

ないくらい功績のある人物だが、なぜかそれ以来、棚田嘉十郎を回避し続ける

ことになったという散歩堂さん。「導かれない」ように抵抗した…というお話。

「導かれてしまったら」考古学者になっていたのでしょうか?

南陀楼さんが編集でかかわった『今和次郎 思い出の品の整理学』。今和次

郎が青森市出身だったことから、青森市へ行ってみました。そこで出会ったの

が和次郎の弟・純三。銅版画家だった今純三の作品にも触れ、『めご太郎』に

「今純三の余韻を求めて」を書いた。本から導かれて旅をするというのも、

多くの人の体験になっているのでは。

◎『1984年』ジョージ・オーウェル (ハヤカワepi文庫)

によって、言葉のだいじさに導かれた。でも今となっては、世界を変えるチカラ

は本にはない。ひとりの人間を変えるチカラはあるが…。悔しいが、オーウェル

の描いたディストピアより、いまはひどいと感じるジェローム・シャントルウ

さん(ワト舎)がメールをくれました。『1984年』がヒントになって生まれた

作品はたくさんあると思うが…。。。

◎数々の岩波新書に導かれたひとびとが記した『岩波新書をよむ』筆者多数

岩波書店)。そのなかでも岸本葉子さんが紹介した藤田恒夫『腸は考える』

が出色。岩波新書らしくなく、駄洒落や余談に圧倒されます。腸の話もさること

ながら腸に取り憑かれた研究者の数々の面白い話で読ませる。著者の藤田恒夫さん

は「ミクロスコピア」☞ http://kokodo.co.jp/pub/micros/copia.htm…

の主宰者でもあります。

 

【ZOOMゲスト金井真紀さん登場♬】

イラストだけでなく取材と文で独自のテーマを追求する金井さん。目下5テーマ

ほどで連載をしています。

◎月刊誌『世界』(岩波書店)最初に目に入る「世界のことわざ」

◎『暮らしの手帖』(暮しの手帖社)で「はじめてのお楽しみ」

今月号は「浪曲」です。案内人は棚田嘉十郎を回避し続けた散歩堂さん。案内人

を必要とする連載スタイルなので、案内人の「人人本」にもなっています。

◎『フットボール批評』(カンゼン・隔月刊)の「世界のサッカー狂図鑑」。

世界の「サッカー狂」を訪ねます。掲載になったのは、マレーシア取材。新しい

サッカースタジアムの完成を機に、イスラム教徒のサッカーのある生活スタイル

を聞いてみました。お祈りの時間と試合の時間は重ならないよう配慮されていた

りします。今後、いろいろな場所での取材ができるかちょっと心配。

◎Web岩波「世界のおすもうさん」☞ https://tanemaki.iwanami.co.jp/posts/1884

和田静香さんと交互に連載です。

亜紀書房Webマガジン「戦争と移民とバスタオル」☞ https://akishobo.com/akichi/senso/v1

安田浩一さんと共同で、世界のお風呂に注目します。

コロナ自粛で、取材したものの日の目を見ていない素材を掘りおこすことに

着手した金井さん。これ以降、お宝が次々でてくる予感。

◎金井さんと『サッカーことばランド』☞ http://korocolor.com/book/sakakotoland.html…

で共著者のクマザキ タカシさんもメールをくださいました。アルゼンチンで

買った写真集『肌のなかの色』(タイトルは直訳)アルゼンチンの庶民の暮らし

とサッカー。ウィルス禍で試合ができないなかでも脈々と「熱」が息づいている

様子を知らせてくれました。ありがとうございました。

◎「本に導かれて」と言えば、面白い本を読むと、版元さんにコンタクトし、

会いにいってしまうこともあるそうです。それがゆっくりですが仕事に

つながります。「導かれ」を体現する金井さんが、さいごに本を紹介してくれ

ました。『やこうれっしゃ (こどものとも傑作集)』西村繁男福音館書店

横長サイズの本が列車の様子をよく伝えます。上野駅から出発する夜行列車

寝台特急「ほくりく」)はさいごのページで金沢駅に到着します。

楽しいお話を聞かせてくれた、金井さん、ありがとうござました!

 

 

『キッズライクアス』(サウザンブックス社)

東京・谷中の本屋ひるねこBOOKSです。

ヒラリー・レイル 著、林 真紀 訳
『キッズライクアス』(サウザンブックス社)


キッズライクアス [ ヒラリー・レイル ]

自閉症スペクトラム障害の高校生マーティンは、映画監督である母親の仕事の都合で、夏休みをフランスの田舎町で過ごすことになった。

生まれて初めて「普通の高校」に通った彼は、そこで出会った1人の女の子に恋をする。

プルーストの『失われた時を求めて』を愛読しているマーティンは、自分を取り巻く世界の多くをこの作品の文脈と結びつけて解釈しようとしがちだ。

最初の頃は、恋に落ちた彼女のことも、周りにいる「普通の友達」も、プルーストの物語の世界の中から見た「空想」の一つでしかなかった。

しかし次第に、それが空想ではなく、生身の人間であることに気づき始めて……。

〈「特別」という言葉は、具体的な意味がよく分からない。僕の心のどこにも引っかからない言葉だ。人はよく僕のことを「特別」と言うが、僕には理解ができない。「特別」という言葉を聞くと、なんだか心がザワザワする。〉

自分と違う誰かを理解するということは、どういうことなのか。

自身も発達障害の子どもを育ててきた翻訳者が原作と出会い、クラウドファンディングによって出版に漕ぎ着けた本書。

他者を理解することは難しいかもしれない、一筋縄ではいかないかもしれない、でも、それでも私はあなたが大好きだよ、と言えることの尊さ。

まだ7月が始まったばかりだが、下半期1番の読書になるかもしれない。

ページを開く前のそんな予感は、間もなく確信に変わろうとしている。

https://hiruneko.thebase.in/items/30398146

「バムとケロ&ぶたフェア」

子どもも大人も夢中にさせる、ロングセラー絵本「バムとケロ」シリーズ。
そして作者の島田ゆかさんが大好きな、フィンランドの作家ユリア・ヴォリさんの作品「ぶた」

そんな縁ある二つの作品の、特別な展示&絵本フェアを、この夏ひるねこBOOKSで開催いたします。

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「バムとケロ」の貴重な複製画や「ぶた」のパネルを展示する他、両シリーズの絵本、ぬいぐるみやハンドタオルなどのバムケログッズを販売いたします。

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(一部品切れの商品もございますのでご了承ください)

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それに加え、『うちにかえったガラゴ』の複製画(なんと島田ゆかさんのサイン入り)の販売も!

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☆さらに今回は、以下のプレゼント企画を実施いたします。


●「バムとケロ」、「ぶた」関連書籍・グッズお買い上げのお客様に、バムケロの特製包装紙をプレゼント

●「バムとケロ」、「ぶた」関連書籍・グッズを【税抜き3000円以上】お買い上げのお客様の中から、抽選で3名様に豪華バムケログッズをプレゼント

包装紙.JPG
(包装紙イメージ)

その他、楽しみな企画も進行中。
決まり次第、随時お知らせします。


両シリーズのファンの方はもちろん、絵本やフィンランド好きの皆さんにもお楽しみいただけること間違いなしです。

ご来店、お待ちしております!


●会期:7/18(土)~ 8/6(木)12:00~20:00

(土日は19時まで。店舗営業時間に準じます)
※最終日は16時まで
火曜定休の他、休業の場合がありますので、必ずSNS @hirunekobooks をご確認ください。

●場所:ひるねこBOOKS 〈台東区谷中2-1-14-101〉根津駅より徒歩約6分

●入場無料



協力 文溪堂
http://www.bunkei.co.jp/

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『ざらざらをさわる』(晶文社)

東京・谷中の本屋ひるねこBOOKSです。

三好愛
『ざらざらをさわる』(晶文社)


ざらざらをさわる [ 三好愛 ]

イラストレーターさんとの付き合いが多いので、彼ら彼女らが日々考えていることに興味があるのですが、この三好愛さんのエッセイはたまらなく面白い。

甘さを乱してやりたい一心で改札機に1円玉を入れた小学生時代、マクドナルドとご飯と味噌汁と失恋、夜の親密さと朝の感じの悪さ、認めたくない右奥歯の虫歯、苗字が変わることとアイデンティティ。

人生における一つ一つのざらざらは、生活や仕事のぐねぐねやでろでろと混ざり合い、様々な感情として表れる。
そうして今の自分を作っていきます。

小さな出来事に敏感であること。
そしてそれを妙な連帯に絡め取られることなく、自分のものとして持っておく。

かつて通り過ぎた記憶のざらざらとした部分。
それを掬い上げては確かめ、また歩いていく。

最高です。

https://hiruneko.thebase.in/items/31133342

『読書する女たち フェミニズムの名著は私の人生をどう変えたか』(イースト・プレス)

東京・谷中の本屋ひるねこBOOKSです。

ステファニー・スタール 著、伊達 尚美 訳
『読書する女たち フェミニズムの名著は私の人生をどう変えたか』(イースト・プレス)


読書する女たち フェミニズムの名著は私の人生をどう変えたか [ ステファニー・スタール ]

「シルヴィアが生まれてまもなく、私は先輩のフェミニストたちが書いてきたのにそっくりなアイデンティティの危機に陥っていることに気づいた。」

「シルヴィアが二歳になり幼稚園に通い始める頃には、近づかないようにさんざん言われてきた人生を自分が生きていることに気づいた。」

育児のため新聞記者の夢を諦めたステファニーは、果てしなく続く家事と育児と仕事に追われる日々を過ごしていた。

ある時、書店の棚に見つけた1冊の本を再読し感銘を受けた彼女は、母校でフェミニズムを学びなおす決意をする。

ボーヴォワール、ヴァージニア・ウルフといった有名作家から、日本ではあまり知られていない作家まで、
13冊の書籍をつなぐ物語は、そのまま女性たちの歴史、フェミニズムの歴史を辿る旅だ。

本との巡り会い、本を読むことの素晴らしさ、奥深さを教えてくれる。

この本との出会いもまた、誰かの人生を変え、一生忘れられないものとなるだろう。

https://hiruneko.thebase.in/items/31041683

『北欧の森のようちえん』(イザラ書房)

東京・谷中の本屋ひるねこBOOKSです。

リッケ・ローセングレン 著
ヴィンスルー美智子、村上進 訳
『北欧の森のようちえん』(イザラ書房)


北欧の森のようちえん 自然が子どもを育む デンマーク・シュタイナー幼稚園の実践 [ リッケ・ローセングレン ]

子ども時代の自然の中での冒険は、物事の不思議さを知り、未知のものに出会う良き機会。

環境意識の高さ、社会に対して自分の力を役立てようとする意志。

北欧デンマークのある幼稚園の実践は、様々な示唆を与えてくれる。

本書によく登場する「nærvær」(ネァヴェア)とは、
日本語で言えば「その場に存在し、今そこで起きていることに関わる」ということ。
「自分の行動を意識して、共にいる人にしっかりと心を向ける」という意味も含んでいるそう。

自然の中で共通体験をし、その瞬間を大切にすることが、より自然や身の回りの人、そして自分自身と一体化することに繋がる。

人知を超えたもの、目に見えないけれど確かにそこにあるもの。

子どもたちの可能性を大きく広げる、実践の日々と記録。

https://hiruneko.thebase.in/items/30773272