クラウド アトラス (2012)

時間の関係で予定していなかったこの映画を見ることになった。3時間かあ、長いなあと思いながら。

長い長いこの映画。だけど観ていて先が気になったってことは楽しんだんだろな。どこが良かったのかがよくわからないのだけど。

ツリ目の特殊メイクは誰も彼もがクローンなんじゃないかとなんかよくわからん感じになってたり。ソンミはかわいかった。トムハンクスの原発研究員の感じはなんていうか佇まいがいまひとつ。ハル・ベリーはいいな。ヒュー・グラントもよい。トム・ハンクスは出てくるだけでちょっと笑ってしまうな。キャリアって難しいなあ。

あざとい感じとか気になるところはいろいろあるけれど、最後までちゃんと見られたのはなんかあるんだろな。たぶん一回目では気づかないいろんな仕掛けがあるんだろう。構造が複雑で一回みただけではよくわからない。

ソンミ451はもっとたくさん出てきてもいいのに。女神というか崇拝の対象になる感をもう少し見せても良かったんじゃないかなあ。なんだか安っぽかった。

目をつった男たちはみんな似たような顔になってしまう。あれは変だった。なんか意図があってああいう画一感を出してるのかと思ったけど、どうもそうでもないらしい。異人種の顔の見分けがつきにくい問題だろうかな。巨額の費用をかけた映画なんだからそのぐらいのチェックはあってもよさそうだけど。

あと、あのほうき星の痣はどういう扱いだったのか。ハル・ベリーがエレベータに閉じ込められた時に鎖骨の辺りにあったのと、クラウド・アトラス六重奏を作曲した彼のお尻にあったのはみたけど他にあったかね。豊饒の海の松枝清顕から飯沼勲、ジン・ジャンへと続く星の痣みたいに一貫した感じがあればもっと物語世界を把握する手がかりになるのに。

また観たいけど、いつ観られるかなあ。こういう映画は映画館で一回観てから、あとはDVDを買ってみるとか、iTunesで買うとかがいいのかもしれない。

映画『クラウド アトラス』公式サイト

フライト (2012)

Jangoをもう一回観るのとちょっと迷ったけど、時間的に難しくてこっち。

デンゼル・ワシントン(以下ウイップ)のたるんだ瞼、顎、脇腹が堪能できる。アル中の役作りなのか、CG処理なのか、普段の姿なのかは僕にはわからないけど。で、ウイップとは対照的な、スタイル抜群のCAの女の子(カテリーナ)のオッパイとオシリから映画は始まる。素晴らしい。

飛行機の飛んでるシーンは予告編をみてればそれ以上の迫力はあんまり感じないかな。まあ大画面なりの迫力もあるし、後の話の展開にも繋がるし見せ場ではあるけども、導入部のベッドシーンが良かった割にもう見慣れてしまっていて今ひとつに感じた。

で、どうも僕はここで勘違いしたらしい。

あのCAの女の子の名前がなぜか”トリーシャ”でカテリーナとは別の人物だと思ってしまった。飛行機内にはCAが3人いるように見えてそのうちのゲロ吐いて死んじゃったのがカテリーナで、ウイップの恋人で子供を助けたのがトリーシャだと思ってしまった。公式サイトとかWikipediaとか見てもCAは二人しか出てこないんだなあ。こんな勘違いしたのは初めて。老眼と老脳が残念。

映画館でやってる予告編以上の情報がないままにみたから、アル中の話だとは知らなかった。自分が主に飲酒による高血圧で治療をしていることから必要以上に狼狽してしまった。まあそのせいで勘違いもしたのかな。

ハーリーンのトリックスター感は唐突な感は否めないけど印象に残った。まあ微妙なコメディ感はいらんと思うけど。冒頭のコカインを花から吸うところに呼応してるんだけどいらん。

末期がん患者の長い長い病名も印象に残った。けどねぇ。ニコールとの出会いを演出する人なわけだけど、なんか天使感がもう少しあってもよかったのかも。フワフワしすぎても変だけど。

ニコールの扱いが中途半端なことも気になった。もっと関わった描写がないと、最後にニコールの写真が独房の壁に貼ってあってもなんか他にいないからまあ手近なところで、って感じしかしなかった。

しかし欧米人の酒の強さは僕らとは桁外れだな。あのアル中はコントロールは難しい。強すぎる。アル中はコントロールできると思っちゃうんだよね。僕はコントロールする道を歩んでみるけど。今のところ上手くいってる。たまにはハメを外すけどあんなにはならんし。そういう意味では僕の生き方を変える映画になるのかもしれない。それも人生。

ん〜、まあ見てよかったとは思うけど、あのエンディング(最後の最後にウィップが語るところね)もどうかなあと思うし、全体に緊張感が持続しないというか。

もう一回みることはないかな。週に1回以上二日酔いになる人、そういう家族がいる人はみてみるといいと思うよ。

ウィップが一旦蓋を開けてからまた締めて冷蔵庫の上に置いたウォッカ。絶対にもう一回とると思ったね。

映画「フライト」オフィシャルサイト