【D坂文庫アーカイヴス】『帳簿の世界史』文春文庫 『D坂文庫2019-2020 特製小冊子』のおまけつき

今年もやります、D坂文庫! 2022年7月16日(土)スタート(予定)です。 皆様に夏の恒例行事D坂文庫を思い出していただき、さらに初めての方にはどんなものか知っていただくために、今までの参加作品をかいつまんで店頭でご紹 […]

The post 【D坂文庫アーカイヴス】『帳簿の世界史』文春文庫 『D坂文庫2019-2020 特製小冊子』のおまけつき first appeared on 往来堂書店.

【D坂文庫アーカイヴス】個人にとって戦争とは何か

とある事情でここ数年、第二次大戦時の日本について調べています。虐殺、人種差別、天皇制、原爆、東京裁判、学徒出陣、近代の超克…etc. 色々なキーワードを軸に様々な立場で戦争が語られます。時に感情抜きの図式的理解が必要な場 […]

【D坂文庫アーカイヴス】残り2パーセントの輝きを求めて

「人間のやることは、98パーセントまでが醜く忌まわしい」――たしかに、そうかもしれない。この本に登場する人はみんな、戦争や病気、争いごとや妄執にとりつかれて、限界まで追いつめられる。だがぎりぎりの一瞬に、ふとあるがままの […]

【D坂文庫アーカイヴス】みずにかこまれて

女性作家で、しかもわりとしっとりとした作品を書くこの人がこんなにアクティブとは知らなかった。カヌーで一人出かけて行って、音のない世界で静かな時間を過ごす。みずに身を浸すこと、それは自分を掘り下げて行く作業にとても似ている […]

【D坂文庫アーカイヴス】なんでもないような、日々のことを。

私事ですが、去年まで、本職と掛け持ちでとある児童館でアルバイトをしていた。自転車に乗って、雨の日にはバスに揺られて、毎日通ったその職場に、いつもはにかんだように口数少なくもの静かな先生がいた。どんな子にとってもその先生の […]

【D坂文庫アーカイヴス】伝説のSFコメディ、新訳、そしてちゃんと完結!

新潮文庫版(1982年刊 風見潤訳)が出た当時、佐藤良明さんが、ヴォネガットの『タイタンの妖女』と比較して、究極の問いに『タイタンの妖女』が「ゼロ」と答えるのに対し、「42」と答える(しかも究極の問いがなんだかわからなく […]

【D坂文庫アーカイヴス】おかあさん、だいすき/だいきらい

ちょっ と前に息子とおかあさんの物語が流行ったとき、それはそれでよいなとは思ったけど、息子と母ってわりと関係性がわかりやすくていいな、という感想を持った。あるいは父と娘というのも。だって、なんか「だいすき」がまっすぐ言え […]

【D坂文庫アーカイヴス】10個の小説をひとつにつなげるのはあなた

冬の夜、あなたは暖かい部屋でぬくぬくと丸くなり、『冬の夜ひとりの旅人が』を読み始める。30ページほど読んで夢中になりかけたところで、それは突然別の小説になる。「やれやれ」と思いながらもしだいに引き込まれていったところで、 […]

【D坂文庫アーカイヴスその15】『暮しの眼鏡』花森安治

『暮しの眼鏡』花森安治 中公文庫 「暮し」のない毎日なんて 衣食住を始めとした、花森安治流の暮し方指南エッセイ集です。「アジケナイ世の中である」とブツクサ言いながら、ヒントやご意見をくれるのが本書の読みどころ。「奇病パリ […]

【D坂文庫アーカイヴスその14】『夜露死苦現代詩』都築響一

『夜露死苦現代詩』都築響一 ちくま文庫 スイングする言葉と剥き出しの抒情! 都築アンテナは相変わらず感度良好。今度は「ことば」を対象にして、市井の詩人たちの実情に迫る。詩人は職業ではなく属性のようなものなので、誰でもいつ […]

【D坂文庫アーカイヴスその13】『土を喰う日々』水上勉

『土を喰う日々』 水上勉 新潮社 食べ物への感謝と愛情がぎっしり 少年時に京都の禅寺で精進料理を学んだ著者が、長じて軽井沢の山中に移り住み、慈しむように育てた季節の野菜を様々に工夫し仕立てた料理の歳時記。先人は「思う味を […]

【D坂文庫アーカイヴスその12】『エドワード・ゴーリーが愛する12の怪談』ディケンズほか、Eゴーリー編、柴田元幸ほか訳

『エドワード・ゴーリーが愛する12の怪談』ディケンズほか、Eゴーリー編、柴田元幸ほか訳 河出文庫 夏の夜の悪夢 これは絵本作家ゴーリーの、編集者兼イラストレーターとしての仕事です。12人の書き手による怪談は粒ぞろいで、し […]

【D坂文庫アーカイヴスその11】『ナチュラル・ウーマン』松浦理英子

『ナチュラル・ウーマン』松浦理英子 河出文庫 人間の恋愛は遺伝子戦略に勝てるか? かつて「好きな人にたまたま奥さんがいただけです。」と発言した女優さんがいましたが、本書は「好きになった人がたまたま女性だっただけ」という女 […]

【D坂文庫アーカイヴスその10】『死の棘』島尾敏雄

『死の棘』島尾敏雄 新潮文庫 砕け散ったあとの、愛の底の物語 「だいたいいつも『死の棘』は鞄に入れている」と言うと、たいてい「げっ」という反応をされます。 『死の棘』は夫に浮気された妻が怒りと嫉妬から精神に変調を来たし、 […]